今日のアネクドート。

今日は、あまりにキツすぎてジーコ監督を登場させられなかった3題をもったいないのでご紹介。

●使い道いろいろ
ある熱心な同志が、肖像画を3枚買った。スターリンとニキタとジェルジェンスキー。
翌日、彼は昨日買った肖像画を持って店を訪れ、苦情を云った。
「きみ、掛け金がついているのは1枚だけじゃないか。あとの2枚はどうやって掛ければいいんだ?」
店員は答える。
「いいんですよ、それで。吊るすのはスターリンだけにして、後は壁に立たせればいいでしょう」
●演説
赤の広場での大集会。スターリンは「慈悲の心」について演説する。
突然誰かがくしゃみをした。スターリンは演説を中断してたずねる。
「くしゃみをしたのは誰だ、同志諸君!」
聴衆は凍りつき、沈黙。誰も動かない。スターリンの合図で特殊部隊が機銃掃射。聴衆の最前列がなぎ倒される。
「もう一度聞く。くしゃみをしたのは誰だ!同志諸君!」
誰も名乗りでない。また機銃掃射。第2列の聴衆がなぎ倒される。
その時、いまや最前列となってしまった列から、一人の老人が震えながら手を挙げ、かすれた声で云った。
「私です、同志スターリン
するとスターリンは演壇を降りて老人の下へ歩み寄り、手を握って慈悲深く云った。
「どうかお大事に、同志」
●お詫び
スターリンが田園地方を自動車で視察。
ある村でクルマは一羽のニワトリを轢いてしまった。スターリンは運転手を謝りにいかせ、いくばくかの弁償を命じた。
運転手が戻り、次の村へ。ところがここではブタを轢いてしまった。スターリンはまた運転手を謝罪と弁償にいかせた。
しばらくして運転手は、両手一杯に花束と食べ物を抱えて戻ってきた。
スターリンは驚いて理由を尋ね、運転手は答えた。
「同志スターリン、俺はただ『俺はスターリンの運転手だ。いまそこでブタを轢き殺した』と云っただけなんですがね」