サンプドリアFW柳沢敦、セリエA再レンタルも。

5オシムでも結構です。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/04/12/04.html

今季限りでレンタル移籍の契約が満了するサンプドリアFW柳沢敦(26)が来季、イタリアのチームに再レンタル移籍する可能性が出てきた。現在セリエBで昇格争いをしているパレルモアタランタカリアリなどが候補として浮上。来季のセリエA昇格次第だが、これらのチームなら今以上の出場が期待できそうだ。

鹿島への復帰か、セリエA来季昇格組への移籍か。
イタリアに残るのならば。期限付きレンタルという、文字通り期限付きで結果が求められる立場でありながらクラブからたびたび姿を消す形になる現状では、どこに移籍してもやはり難しい立場になると思われる。少なくとも今季と同じ悩みを抱えたままでの来季となるのは間違いない。代表監督が今のままならば。
「自らのプロキャリア」というテーマをもっと深く考えて欲しい。すべてを承知で現体制の日本代表に全てを捧げる覚悟ならば、なにも云うことはないが。

鹿島とサンプドリアは4月末日までに来季の去就を決定する方針だったが、ここにきて柳沢の代理人であるオベルト・ペトリッカ氏がサンプドリアにシーズン終了後まで決定を先送りするよう申し入れた。柳沢が完全移籍ができるような活躍を見せればもちろん問題ないが、イタリアの関係者によれば実はもう1つの狙いがあるという。現在、残り9節となったセリエBの状況を見極めたい事情があるのだ。

たしかに代理人さんのお仕事は契約関係が主務。ペトリッカさんがどうマネージメントしているか判らないけれど、自らがマネージメントするプロスポーツ選手を中心とした立場から、本人が言い出せば角が立つようなことを代弁して選手を擁護・保護する「ポストプレー」も職務なんだけどな。
「自らのプロキャリア」というテーマを真剣に考え準備してイタリアへ挑み、現在に到る中田英。彼を見たときに、日本人選手が欧州で成功するには「欧州でやっていける実力」+「キャリアマネージメント&ビジョン」が必要なのかなと考える。欧州に挑戦する日本人選手は、自分と一緒に「自らのプロキャリアの方向」を親身に考えてくれる代理人を見つけるのが良いように思える。中田英のように老成している人物はそうはいないだろうから。