Don't need to say good bye.

オーラ健在です。

鈴木あみから鈴木亜美。彼女の全盛期に、自分は某チェーン展開の販売店でCD&メディア担当だったのですよね。その当時も思い出してのこの話題。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040421-00000034-nks-ent

鈴木亜美ウルトラCD文芸春秋から発売
00年から活動休止中の鈴木亜美(22)が、歌手活動を再開させることが20日、分かった。文芸春秋社から新曲CD「強いキズナ」を明日22日に発売する。事務所の移籍トラブルなどで仕事を失い、所属レコード会社との契約も解消するなど、引退危機が続いていた。ほかのレコード会社との契約は実現せず、復帰は絶望的だったが、出版社からCDを発売する“ウルトラC”で3年半ぶりに歌手復帰を果たす。

亜美が音楽業界も仰天の“裏技”で、念願の歌手復帰を果たす。新曲「強いキズナ」の発売元は、大手出版社の文芸春秋社。同社とは、活動休止中の03年9月にDVD付き写真集を発売するなど信頼関係があった。所属事務所や所属レコード会社とのトラブルで、ほかのレコード会社との契約は事実上困難だった。シングルは00年9月に発売した「Reality」以来となる。

データなどはこちらが詳しいのですが、
http://p-manjiro.com/tk/discography/ami.htm

●シングル売上枚数ベスト5
BE TOGETHER - 1999/07/14 - オリコン最高1位 - 870,000枚
white key - 1998/12/16 - オリコン最高2位 - 503,000枚
OUR DAYS- 1999/09/29 - オリコン最高1位 - 468,000枚
Nothing Without You - 1999/02/17 - オリコン最高3位 - 412,000枚
all night long - 1998/11/05 - オリコン最高2位 - 397,000枚

●全アルバム売上枚数
SA - 1999/03/25 - オリコン最高1位 - 1,880,000枚
infinity eighteen - 2000/02/09 - オリコン最高1位 - 1,063,000枚
INFINITY EIGHTEEN - 2000/04/26 - オリコン最高2位 - 428,000枚
FUN for FAN - 2001/05/30 - オリコン最高1位 - 342,000枚

全盛期の彼女はモーニング娘。浜崎あゆみに五分以上の売上枚数を誇り、支持されていたアイドルでした。デビューからの大躍進は、いかに当時の小室哲哉プロデュースとはいえ、彼女から発せられるオーラによるものでしょう。*1そして様々なトラブルの結果での活動休止期間を経て、このような形での歌手活動再開には、元の契約レコード会社とのトラブルが尾を引いているのがおのずと推測されます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000019-spn-ent

鈴木亜美CD“10万部”
歌手の鈴木亜美(22)の復帰CD&写真集「強いキズナ」の3万部増刷が決定、合計の発行部数が23日までに10万部に達した。亜美は「こんなにたくさんの人に私の歌が届けられてとてもうれしい。さらにたくさんの人に聴いてもらえるよう頑張るので、応援よろしくお願いします」とコメント。今回のCD&写真集は書店を中心に販売されるためオリコンチャートにはカウントされず、書籍のベストセラーチャートに入る。1位で初登場する可能性は十分。

そして、このニュース。
芸能活動休止中も、ファンによる「デビューシングル一斉購入で鈴木あみへの支持をアピールしよう」の運動が象徴するようにファンの支持も続き、また自身のHPでのメッセージも頻繁に公開されてファンとの交流源・情報発信源も確保されていたことが、この増刷結果に結びついていたと思えます。これらもネット時代の賜物・有効活用と云えるでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000039-nks-ent

鈴木亜美、4年ぶりライブは国立競技場
発売中の新曲「強いキズナ」で歌手活動を再開した鈴木亜美(22)が、5月15日に東京・国立競技場で約4年ぶりとなるライブを行うことが23日、分かった。Jリーグ柏レイソル鹿島アントラーズ戦の試合開始前に、同競技場内で歌う。所属事務所とのトラブルを乗り越え、大手出版社「文芸春秋」からCDを22日に発売したばかり。再出発した亜美にとって、待望のライブとなる。

さらにこのニュース。鈴木亜美ファンばかりではない、観衆も多いこの場所からの活動再開は、果たして吉とでるか凶とでるか。彼女の休止中も衰えていない、あのオーラがあれば大丈夫だとは思うのだけれど。

当日、国立競技場では、午後7時キックオフの柏レイソル鹿島アントラーズ戦が行われる。亜美は、キックオフ前にピッチ上に登場し、新曲を含む3〜4曲を歌う予定だ。人気カードだけに、3万人以上の観客が集まることが予想される。日ごろから「何よりもライブが好き」と話していただけに、またとない機会に恵まれたと言えそうだ。
21日に都内で復帰会見を開いた時は、ライブについては白紙状態だった。「(ファンを前に)歌いたい気持ちはありますが、具体的なことは決まってません」と話していた。今回の復帰ライブは、柏レイソル側からの提案で決まった。亜美は新曲を発売したものの、ファンの前で生歌を披露する機会を探していたこともあって、これを快諾した。当日は、サッカーファンに加え、亜美の生歌を聴くことができるライブを待ち望んでいたファンが、競技場に殺到しそうだ。

柏、日立からのオファーですか。明神のレプリカユニ着て出てきて「日本代表に明神さんを!」なんて云ってくれれば、コアなサッカーファンも一転支持に回ると思うのですが、どうでしょう、関係者各位(笑)。*2それに新曲に加えて、是非ストレートにファンに向けて「THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY」を歌って欲しいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040422-00000066-nks-ent

新曲は、1年前に自ら作詞した。過去に自分の写真集やDVDを発売した文芸春秋社にCDにしたいと提案した。3月に行ったレコーディングではスタジオを自分で確保した。マネジメントは現在、兄が担当している。今回のミニ写真集付きの新曲CDは初回出荷7万枚。書店を中心とした流通のため、オリコン音楽チャートの対象外だ。かつてCDの合計売り上げ1000万枚以上を誇った。「自分のできることをやっていくだけ。楽しく明るく再開したい」。等身大の再出発を決意していた。

ただ、国立競技場のあとは活動は白紙。それにあまり親族のマネジメントは良い方向に行かないと云われていますが、今現在の「苦境を乗り越えました」みたいなお涙頂戴の部分を本人が感じさせずに「またがんばっていきます」な明るいプロデュースは彼女向きだと思うので支持したいですね。


今後、彼女はどうなるのか。「ガラスの仮面」の月影先生の言を採れば「観客が彼女を支持する限り、彼女は舞台に立ち、次の舞台の幕が開ける」でしょうか。ファンはどうすれば良いのか。それは簡単。「Don't need to say good bye」の歌詞どおり、

「さみしくするなら最初から やさしいままなら最後まで 変わらず私をみつめていて」

ですね。ファンならば「やさしいままで、最後まで」。

*1:もちろん、あのオーディションを勝ち抜いているのだから歌唱力がないわけではない。ただそれだけでの人気ではないよなー、やっぱり。

*2:玉田のレプリカ着て「あみーゴがたまーゴに」はダメですか。そうですか。