JFL前期第9節、豪雨の温泉ダービー。

強いチームじゃないか。

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ザスパ草津 1−0 SC鳥取
(5月16日12:00/群馬県敷島公園陸上競技場/1,724人)
ザスパ草津スタメン:サブ
−−−堺−−フラビオ−−−:佐藤
−寺田−−山口−−佐田−−:高須、生方
−−鳥居塚−−山崎−−−−
−−小川−小田島−加藤−−:籾谷
−−−−−小島−−−−−−:北

SC鳥取スタメン:サブ
−−−江後−−山根−−−−:小林崇、ニ瀬
−−−−−小林健−大和田−:堀
−−実信−−−濱田−−−−:
−山崎−山崎−佐野−安東−:荻野
−−−−−−元田−−−−−:清水

●得点経過
74分:山崎渡草津

●交代
60分:堺→高須(草津
61分:実信→堀(鳥取
70分:山根→小林崇(鳥取
77分:フラビオ→佐藤(草津
83分:濱田→二瀬(鳥取

∩( ・ω・)∩ 6連勝と山崎の初得点バンジャーイ&_| ̄|○ 雨、強すぎ。
スタジアム着は午前10時半。本日よりスタジアムでの販売も始まったレプリカユニを購入。この時は晴れ間も見えていたが、キックオフ前には豪雨となっており観客はホームでは今季最少の1,724人となってしまった。

今日の相手は、今季いまだ勝ち星のないSC鳥取。関連各サイトをみた限りではあまり元気が無い模様。出来れば早い時間帯で先制し、戦意をなくさせたいところだが、なんて思っていたら。

( ゜Д゜) 鳥取はフ、フラット4? しかも美しい・・・。

山崎邦、山崎透、佐野、安東がユニットとして統一された意思のもと、ザスパの2トップを罠にはめる。ボールオン、ボールオフでのラインの上下も見事に連動しており、そのあまりの見事さに鳥取のラインが真横に見えるところまで座席を移動(笑)。コンパクトフィールドを実現し、ボールホルダーをサイドに押し込んでボールを奪取。ショートカウンターで快速FW江後と昨季得点ランク4位のエース山根につなげてザスパゴール前に迫る戦術。

対して、ザスパDF陣リーダーの小田島もガンガンにラインを押し上げるので、前半は両チームが縦横20メートルの範囲にフィールドプレイヤー全員がいるようなコンパクトすぎる展開。豪雨でパス精度が落ち、子供のワーワーサッカーみたくな時もあり。

それでも、ザスパ山口貴之と鳥居塚のボールキープ力で中盤での主導権をやや握れるのだが、鳥取フラット4がオフサイドをとりまくり、好判断のブレイクでザスパ得意のサイドアタックもほぼ封じてしまう。本当に今季勝ち星のないチームなの? と云うか、ザスパ戦以外ならSC鳥取を応援したくなる見事な組織守備。副審のオフサイド判定の連続に、観客からはブーイングがあったけれど、いやいや鳥取は「巧」だ。前半2度ほどチャンスはあったけれど、GK元田のファインセーブで阻まれこれは得点するのに骨が折れそうな相手だな、と感じてハーフタイム。元田は前半どころかゲーム終了まで集中切れず相当にやっかいなGKと判明。

後半ザスパはFW堺から、ボールキープとクロス精度に定評あるMF高須に交代。山口の加入と自身の負傷で出遅れていたが第7節から復帰していた。高須、鳥居塚、山口の中盤支配力が鳥取を圧倒しはじめ、フラビオの1トップに2列目の飛び出しで得点を再三狙い、鳥取のラインを下げさせる。これでほぼ鳥取陣内でゲームをつくれるような展開に。

後半29分、ゴール前に両チームの選手が8人ちかく横一列に並ぶセットプレーのような状態が出現。鳥居塚が判断良く右サイドを駆け上がってきた佐田に振り、折り返しをダイレクトで山崎へ。山崎もオフサイドぎりぎりで飛び出てシュート。ようやく先制点を挙げる事ができた。今季すっかり右サイドのレギュラーに定着した、サンフレッチェ広島からレンタル移籍の佐田*1。攻守の切り替えも早く視野も広い。今日のゲーム、何度も好判断でオフサイドにかからない位置でフリーになる佐田をうまく使えればもう少し楽になったかも。

ザスパの先制で少しは鳥取が消沈するかと思いきや、すぐさまボールをセンターサークルに戻すは、ボールボーイへの要求も素早いは、まったくゲームを諦めない姿勢は聞くと見るとは大違い。この敢闘精神はザスパも見習わないと。この後は鳥取が押し気味にゲームを進めるが、どうにか逃げ切り6連勝。次節はいよいよ群馬ダービだ。

*1:元々前橋育英高校の出身なので草津サポでも人気度高し。