ロベルト・カルロス、チェルシーに移籍で調整。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/world/p-sc-tp2-040526-0011.html

ロベカルついに!41億円でチェルシー移籍
移籍金2000万ポンド(約41億円)、週給12万ポンド(約2460万円=金額はいずれも推定)の4年契約。両クラブ間の最終交渉を経て正式決定する。

南米予選アルゼンチン戦へ向けてブラジル代表合宿に合流したロベカルは「僕はレアルを去ることにした」と明言。これに対し、レアルのバルダーノ強化担当も「彼は移籍を承諾した。チェルシーから移籍金を明記した書類が届けば、契約は正式なものになる」と交渉が最終段階であることを認めた。

実現すればロベカルの週給は約2500万円。月収で1億円。さすがです。そんな彼の移籍金41億円は、月収が500億円だと云われているオーナーのアブラモヴィッチ様の約2日分の給料で支払われるわけだが。*1上には上がいますな。そんな大富豪のプロフィールはこんな感じ。
http://www.russigator.ru/people/abura.html

ロマン・アルカディエビッチ・アブラモービッチ
チュコチ自治管区知事。ロシアで最も力を持つ新興財閥。元下院議員。まだ30代の若さだが、クレムリンへの影響力を保つ唯一の新興財閥である。

1966年10月24日サラトフ市で生まれる。ベレゾフスキー氏に出会うまで、様々なビジネスを手がけ、成功失敗を繰り返していた。1995年、29歳の時ベレゾフスキー氏からシブネフチの経営を任される。(シブネフチは原油採掘量でロシアの石油大手)その後ビジネスの才能を発揮し、みるみる基盤を拡大していく。

主な財源はシブネフチの株式92%を保有していること、75%のシェアを誇るアルミ最大手ルースキーアルミニウムの実権を握っていること(シブネフチは石油最大手ユコスと合併し、アブラモービッチ氏は、新会社ユコス-シブネフチ株26%を取得する予定)。

プーチン大統領は就任直後から、新興財閥の政治介入を排除する方向性を明確にしていた。それまで、政治に大きな影響力を及ぼしていたベレゾフスキー氏、グシンスキー氏は国外に逃亡。電力供給独占体統一エネルギーシステムのチュバイス会長なども政治力を失っている。

アブラモービッチ氏は、同大統領を批判する発言を一切行わず、政治不介入の立場を明確にしていた。その為クレムリンとの関係は良好で、アルミや石油を中心とする事業も栄えている。

アブラモヴィッチの親分格にあたる、エリツィン時代後期に政権を牛耳っていた新興財閥のグシンスキー、ベレゾフスキー、チュバイスの「談合3兄弟」。彼らのプーチン時代の転落を尻目にプーチン支持を表明して切り抜けたことは機を見るに敏と云おうか。治世で能臣かは知らないけれど、乱世の奸雄なんでしょう。

ユコス原油生産量でトップに(5/21)
ロシアの石油大手ユコスの発表によると、同社の原油生産量は今年第一四半期、前 年同期比で9.3%増加し、2,110万トンを記録した。これまで一位だったルコイルは、 前年同期比9.1%増の2,097万トンで2位に後退。ユコス原油生産量で、初めてロシア1になった。  

本業も好調のご様子。イラク戦争と中東不安のなか、原油生産量と海外輸出量も増やして外貨を獲得する政策がうまくいっているロシアだけに、まだまだ油様のサッカー道楽は止まらなそうだ。そんな油様と懇意にしているサッカー好き日本人はいないのか。

*1:週休8日として・笑