鈴木隆行、ゲンク復帰へ。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/world/p-sc-tp2-040528-0005.html

●鈴木ゲンク復帰、レギュラーFWに再挑戦
ベルギーリーグのゾルダーに所属するFW鈴木隆行(27)が、同リーグのゲンクに復帰することが27日、確実となった。スポンサーの日東電工が、来季はゾルダーからゲンクに投資先を変更する方針が固まったことから、来月末までには正式に移籍が決まる。

ゾルダーに移籍した今季は、レギュラーFWとして30試合に出場し5得点と結果を残している。ゲンク復帰が決まると、再びベンチを温めることも考えられるが、2年間で得た自信で正FWの座をつかむ可能性もある。

鹿島幹部は「鈴木からはベルギーに残りたいと聞いているけど、うちとしては6月30日までに正式なオファーがこないと、鹿島に復帰させると伝えてある」。日本代表として英国遠征中の鈴木は、6月9日のW杯1次予選のインド戦後解散。早ければ同中旬にはゲンク復帰が正式決定する。

まだ正式決定ではないけれど、日東電工の今までのスポンサードから考えれば、鈴木はゲンク復帰となりそう。「スポンサーつき」という点をあれこれ云われることもあるけれど、支援者がいることはプロ選手としては名誉なこと。あとはゾルダーでの経験を糧にゲンクで活躍することがサポと支援者への恩返しになる、と考える。

鈴木隆行といえば、なんといっても2002年W杯グループリーグのベルギー戦。*1あの執念のゴールは日本中が彼を見て歓喜した瞬間。しかし高原や柳沢、中山隊長などと比べた時にはどうしても地味な選手になると思う。しかし鹿島でもなかなかレギュラーがとれず、J各クラブに移籍を繰り返していたことから考えれば、*2彼は地道に一歩一歩キャリアアップを果たしているのだと云える。中田英や小野のようにはいかないかもしれないれど、こういう形で海外経験を積んで成果を残していく選手がいても良いと思うし、応援したい。

*1:トルシエジャパンか。なにもかも皆、懐かしい・・・。

*2:かつてジェフ市原にも在籍していた。「もう一度、今の市原に行ってはどうか」と云う声もあるけれど、鍛えたい選手は皆オシム市原の指導を受けさせたくなるからなのかな。「長崎は万病を治す医学の聖域であり、そこに住まう神の名前がシーボルトであるのだ」はコミック・風雲児たちでの言だけれど「市原はあらゆる選手を鍛え強化するサッカーの聖域であり、そこに住まう神の名前がオシムであるのだ」かな。