柳沢敦、ふたたびイタリア?
日本代表FW話題、その2。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/06/11/04.html
●昇格・メッシーナが柳沢獲り
日本代表FW柳沢敦(27)に対して来季からセリエAに昇格するメッシーナがオファーを出すことが10日、明らかになった。12日以降にも保有権を持つ鹿島に文書を送る予定だ。柳沢の代理人オベルト・ペトリッカ氏(47)が10日、本紙の取材に「確かにオファーへの動きはある。正式な話はセリエBの日程が終わってからになるだろう」と語ったもの。メッシーナは環境を与えれば十分に戦力になると判断してのオファー。1年間の期限付きでオプションとして2年目に完全移籍を検討する条件だという。
鹿島の鈴木満強化部長は「日本で鍛え直した方がいい」と鹿島復帰を勧めている。しかし、一方で「代理人がセリエBから上がるチームを候補に動いているのは知っていた。本人がどうしてもイタリアでやると言うなら、条件や出場機会などを検討してテーブルに着く」と交渉に応じる姿勢をのぞかせる。
オファーが現実のものとなり、柳沢本人がふたたびイタリアを戦いの場に選ぶのならば、今季と同じ行動では同じ結果に終わってしまうだろう。今季ままならなかった事例を材料にがんばってもらいたい。ただ今季と同じ来季になる可能性もあるわけで、日本・鹿島で鍛えなおすという選択肢も悪いわけではないと思うけど。
追記。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200406/st2004061101.html
●「柳沢・リボルノ」−来季セリエA昇格−会長が獲得明言
セリエAでのプレー継続を希望していた柳沢に、朗報だ。先月25日にサンプ退団決定してからわずか2週間、リポルト入りが確定的になった。本紙のインタビューに応じたスピネッリ会長は「我々は日本人を獲得する」とした上で、柳沢について「すごく興味を持っている」と告白した。
同会長は昨季のサンプの試合も視察しており、クラブ幹部に柳沢獲得交渉を指示。強化部門責任者シーリ氏は、「来季の監督も発表していないのに、大きな声では言えない」としながらも、柳沢と契約するイタリア代理人協会ペトリッカ会長との交渉が合意に達していることを明らかにした。あとは、保有権を持つ鹿島との条件面の最終交渉を残すのみという。
同会長は柳沢のポジションについて、セカンドストライカーの位置を確約。来季監督就任が濃厚な元ASローマ監督のゼーマン氏との会談で、起用法まで決めているという。
親会社『アルゴ・スピネッリ』はイタリア最大手の海運業社で、日本の商船三井、川崎汽船が重要取引先。スピネッリ会長によると、日本人選手の獲得は「ビジネス面の恩恵もある」という。問題は金銭条件で、「年俸は15〜20万ユーロ(2100〜2800万円)が妥当」としており、現在の40万ユーロ(5600万円)から大幅減俸を余儀なくされる。
「ビジネス面の恩恵」・・・俊輔イジリ風味なサンスポ文面と併せて、中村くんとレッジーナの会長を思い出しました。でも、声がかかるのはありがたいことよ。