サガン鳥栖社長、ロスタイムを要求。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-040702-0016.html
一夜明ければ、こんな続報が。

鳥栖の古賀社長1カ月“猶予期間”を主張
救済措置を撤回された鳥栖の古賀照子社長は1日、Jリーグに対して文書で抗議すると表明した。

救済の前提だった、100%減資について株主から同意を取り付ける6月30日の期限は過ぎた。だが、古賀社長は「7月末日の株主総会で議決を取らないと(商法上、正式に)減資できない。総会までに減資できれば、我々は約束を破るわけではない」と、1カ月間の“猶予期間”があるはずと主張した。

一理はあるが到底二里はない。4ヶ月前にJリーグ側が示した条件を受諾しているのだし、その期日が守れなくなってから(新聞報道どおりならば)Jリーグ側に「抗議」とは。

さらに古賀社長は、鈴木チェアマンの会見前に「(同意期限の)延期をお願いした」と明かし、「思惑違い? それはない。『白紙撤回する』とは言われなかった」と続けた。

云われるもなにも、支援策を受けられる達成条件は既に示されている。

あくまでもJの支援を受けて経営再建を図るつもりだった鳥栖は今後、独自に経営危機を脱出する方策を練る必要に迫られた。クラブ消滅は「絶対にありえない」と断言する同社長は今日2日、鳥栖スタジアムで会見する。

今日の会見でなにが示されるのか。思い切った方針なり表明が必要だろう。Jリーグ側へ責任転嫁するような会見だったら、消滅したほうがマシな運営組織とも思える。ただそれでは選手やスタッフ、サポーターが・・・。報道を追いかけているだけの部外者に過ぎない自分でも、気が滅入るようなニュースが続いている。当事者たる各位の不安や怒りは、幾万倍だと思う。
追記。本日の会見の報道が。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-040702-0033.html

鳥栖社長、減資実現へ株主説得続ける
経営難のJ2鳥栖の古賀照子社長は2日、佐賀県鳥栖スタジアムで記者会見し「7月末までの資本金100%減資達成に向け、株主への説得を続ける」との意向を表明した。

ある種の覚悟を決めている株主10名が、Jリーグが支援策を白紙撤回した今、減資に応じるのだろうか。仮に株主たちが減資に応じたとしても、Jリーグが支援策を復活してくれるのだろうか、何か目算はあるのか、思っていたら。

鳥栖は、Jリーグから救済措置を受ける条件だった100%減資を期限の6月30日までに達成できず、Jリーグ鈴木昌チェアマンが1日、救済案の白紙撤回を発表していた。これに対し、古賀社長は2日、7月中に株主総会を開いて100%減資を達成する意向を以前からJリーグ側に伝えていたと強調し、鈴木チェアマンとの食い違いを見せた。

減資の期日は元々7月末だ、Jリーグにもそう伝えている、と主張する社長。
Jリーグ側に「期日延期のお願い・懇願」ではなく、期日が過ぎた後から「Jリーグ側が、期日を自分達の勝手な解釈で6月30日としているだけだ」との対決姿勢だよね、これ。揉めますわな、この社長と運営組織ならば。これ以上言葉が見つからない。