アジア杯・日本−イラン@重慶。

あちらこちらのサイトで自分の云いたいような意見はほぼ出尽くしているので繰り返しはしませんが。この試合に関しての宇都宮氏のコラムの
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200407/at00001551.html
の結びの文章である、

「だが、結果は出している」
きっと指揮官は、そう答えるだろう。確かに、彼が実践している「無為自然」のサッカーは、不思議と結果を出しているのだ。彼のさい配に対して、どんなに疑念や不満を唱えてみたところで、結局は「結果は出している」の一言でかき消されてしまうのである。

もちろん日本が勝てば純粋にうれしいし、別段ジーコに個人的な恨みがあるわけでもない。加えて、サッカーが競技である以上、結果を重要視するのは当然といえよう。それでも――と私がさらなる反ばくを試みたところで、今のジーコの「無為自然」が結果を出している限り、到底論破できないのが現状なのである。

おそらく次のヨルダン戦のメンバー表も、今日とまったく同じものが配布されることだろう。ジーコの「無為自然」は今後も続く。スタメン組の誰かがぶっ壊れるまで……。

が現体制が抱える不安を言い尽くしている感があります。
コンフェデの敗北の要因はおしゃれヒールだけを責めれば良いものではないし、高熱明けの選手を90分起用したり、試合後に入院させたりするなど今までの無茶な起用で致命的な不幸が起きていないのは「ただのラッキー」に過ぎず、さらに悪いことに現体制は無反省の起用を続け、その体制をチェックするべき部署はこの問題に対応しているとは云い難い。高原の肺血栓について見解を述べるなら、高熱明けの選手の起用にも見解があって然るべき。これが外に出せないようにストップが掛かっているなら、なお悪い事態。

個人的にはこの大会のノルマ(と云うか願望)はベスト4とか優勝とか成績ではなく「無事に帰ってこい」。コンフェデでもそう感じたけれど、アジア杯で今後さらに無理なスタメン起用があれば、その一事で監督の解任理由となると思います。その時に選手の誰かが致命的に(文字通り命に到る)「ぶっ壊れる」ことになっていないことを祈るのみです。