柳沢敦、イタリア公式戦初ゴールのもたらしたもの?

SH772004-08-25

過度のドラマ仕立てと言葉飾りをするのがスポ新ですよ、のサンスポの記事なんですけど。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200408/st2004082501.html

●久保、高原に柳沢も−9・8インド戦日本FW最強布陣
25日に発表されるサッカーW杯アジア1次予選インド戦(9月8日、カルカッタ)の日本代表メンバーに最強FW陣が集結する。FW柳沢敦(27)が所属するメッシーナに、日本サッカー協会から代表招集を求めるファクスが届いたことが24日、明らかになった。ハンブルガーSVのFW高原直泰(25)、横浜MのFW久保竜彦(28)の招集も確実で、アジア杯組に強力な“援軍”が加わることになる。

イタリア公式戦初ゴールが影響したわけではないだろうけれど、また代表召集がかかっちゃいそうですよ。鈴木と玉田が倒れるまで使うわけにもいかないし、高原でも久保でもヤナギでも誰かがいかねばならないのも確か。浦和の永井や大黒は入るのか。*1

柳沢が所属するメッシーナに、日本サッカー協会から代表招集を求めるファクスが届いたことが判明した。メッシーナは今月30日からの国内合宿合流には難色を示しているが、9月6日のインド合流は受け入れる方針。7月13日のセルビア・モンテネグロ戦以来、8試合ぶりの代表合流は確実となった。

柳沢がクラブ専念を決意し、真っ向から召集拒否する姿勢をとらないかぎりは、呼ばれれば応じるしかない。その線でいくなら、呼ばれる頻度が問題だろうし、サンプドリアでの二の舞は絶対避けたい。今季も板ばさみと苦悩のシーズンとなってしまうのだろうか。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200408/st2004080810.html

●日本人“三つどもえ対決”−セリエA開幕前9月5日に実現
日本人による“三つどもえ対決”がセリエA開幕前の9月5日に実現することが7日、明らかになった。当初は4日に行われるはずだったメッシーナの柳沢対レッジーナの俊輔の『日本人ダービー』に、MF中田が所属するフィオレンティーナの参加も急きょ決まった。これで3人が1つの会場にそろい、日本人の祭典になる。大会名も「ジュゼッペ・フランザ杯」と命名された。

9月8日のインド戦はセリエA開幕前だけれど、上記「ジュゼッペ・フランザ杯」終了後に代表合流だろうか。少なくともクラブはそうしたい模様。代表選手の宿命だと思うけど、コンディションとかまったく考慮してくれない代表監督だけに不安ばかりが増す。中田英、中村、柳沢はまた移動疲れとの戦いが始まりそう。*2

02年以降には、海外に出て行った多数の選手と国内の選手でのチーム構築は如何に、海外移籍した選手の立場をどこまで尊重すべきなのか、といった日本代表と協会が過去に経験せず、これからは絶えず懸案になりそうなテーマが生まれた。

欧州クラブでのポジション獲得には選手個々の努力も必要だし、代表監督の職責はいちいちそんな事情にかまっていられない(=結果を出さねばならない)という一面もある。ただ、もうすこし高所からこの問題を扱える人物が、ブラジルでもアルゼンチンでもない今の日本には必要だと思う。

*1:それでも先発はアジア杯FWで固定かなあ。

*2:中田英セリエA開幕に向けて調整中、とのニュースもみたけれど、インド戦には召集されるのかな? このあたりも本日判明いたしますな。