ウォン・カーウァイ監督作品「2046」、鑑賞中に途中退場者が続出。

「やっぱり」と云おうか。「そりゃそうだ」と云おうか。
http://news.searchina.ne.jp/2004/1007/entertainment_1007_001.shtml

●『2046』:前評判倒れ?『LOVERS』二の舞か
9月28日から中国全土で公開された、王家衛(ウォン・カーワイ)監督の新作映画『2046』だが、北京市の映画館では途中退場する観客が続出している。6日付で多維新聞社が伝えた。

映画を見終わった観客に「ストーリーは、理解できましたか?」という質問を投げかけると、「たぶん」などという曖昧な意見が多かったという。

『2046』の撮影は5年間という長期間に及んだため、映画の主旨を一言で評するのも難しいのではないかという声も上がっている。さらに「上映前の効果的なプロモーションで、満足してしまった」という観客も多いという。

さらに、「『2046』の主要テーマは?」との質問には、「愛情」「記憶」「宿命」などの意見が複数挙げられた。

一言で云えば、メディアが期待を煽り杉。過去の作品を観ても「万人受け」するような作品はついぞないのだから。「ストーリーを理解できたか?」とか「主要テーマは?」とか尋ねる作品じゃないんだよ多分。ここは「ウォン・カーウァイだったか?」と聞かないとさ。*1自分の意見は過去のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040419#p5)を参照されたし。

*1:同様に「だってデビッド・リンチだぜ?」がある。