熊本の「目指せJ」が本格的に始動、3年後のJ加盟が目標。

SH772004-10-18

サポティスタより。
http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040601#1086054874http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040907#1094524346の続報の形。

「熊本から目指せJ」の公式HP開設されていた模様。http://www.ac-kumamoto.jp/
要旨に解説をつけてアップ。

●これまでの経緯
H16.4.1:「熊本にJリーグチームを」県民運動準備室発足
・県・NTTより各1名派遣
・準備室として、出資・協賛(運営資金)を依頼(県内主要企業約100社)
・当初目標金額:1億円に対し、目標額を大幅に上回る見込み
・今後は、株式会社にて継続して出資・協賛を募っていくこととする

なぜにNTTから準備室に人員を派遣? それは新チームの母体になると予想されていたアルエット熊本が元々は「NTT熊本サッカー部」であるから。また、この派遣によりアルエット熊本が母体になるのだろう、とも云えた。在熊本のクラブで一番Jに近いのは、九州リーグ所属のアルエット熊本だし、JFL昇格を果たしたこともある実績あるクラブ。今年の天皇杯熊本代表もアルエットだった。これ以上ふさわしいクラブは見当たらない。

出資・協賛金が目標の1億円を上回るイキオイで集まるってのも頼もしい。この「県民運動準備室」が集まった資金を元に株式会社化して、「目指せJ」の運営親会社となる予定だったろうし、こんなところで躓くようでは先行き不安だしね。地元の理解・関心も高くて結構、結構。

●今後の予定
H16.9:チーム運営会社(株式会社)設立
H16.9〜10:監督とスタッフのセレクト(決定後にスカウティング(選手獲得)を開始。チーム名、カラー公募
H16.10〜11 チーム立ち上げ公式発表(トップ・ジュニア・ジュニアユース)
H16.11 セレクション(入団テスト)※Jリーグ移籍リスト参考
Jリーグトライアウトも視野に入れて検討
H17.1 セレクション(入団テスト)

今月・来月中には監督とスタッフが決まり、Jリーガーの複数人獲得もほぼ決定事項。現実的にはアルエットのメンバーに元Jの選手が加わって、新チームのメンバーを形づくられるのだろう。チーム内の競争も激しくなりそうだ。今季の九州リーグ得点王にしてアシスト王、相良利朗はアルエットに在籍しているし、元々レベルの低いクラブじゃないしね。ザスパから移籍した赤星誠一もガンバレ。とにかく、熊本のサッカーファンはニュース多き年末となりそう。

また、各Jクラブがシーズン後に構想から外れた選手と契約を更新しないのは仕方のないことだけど、彼らの受け入れ先、新たなチャンスと活躍の場が確実に増えるのは、それもメデタイ限り。熊本の新チームバンザイ。

また、チーム名の公募はすでに行われている。要旨をまとめて。
http://www.ac-kumamoto.jp/appli/appli.html

「チーム名・チームカラー募集!」
●趣旨
「熊本にJリーグチームを」という県民運動が本格的に始動し、熊本に初めてのプロスポーツチームを誕生させようとする活動がある中、『真の意味での県民チーム』となるために、新チーム名とチームカラーを一般公募します。

応募方法:郵送・FAX・公式ホームページにて応募できます。公式ホームページからのご応募・『応募フォーム』へお進みください。(別ウィンドウが開きます)
応募〆切:平成16年11月5日(金)
※郵便:当日消印有効/FAX・ホームページ:当日着分有効
応募資格:どなたでも応募できます。
賞品:チーム名採用作品の中から1名様には、レプリカユニフォーム(背番号&名前入り)を進呈します。採用作品の応募が多数な場合は抽選といたします。

やはり地元ゆかりのカッコイイ名前がつくのかな? さて、来季以降の目標は。

H17シーズン:KYUリーグ
H18シーズン:JFL日本フットボールリーグ
H19シーズン:J−LEAGUE Division2

この日程で、新チームの母体がアルエット熊本であるのが判る。アルエットを母体にしないかぎり、来季九州リーグで戦うことは出来ない。今季のアルエット熊本は4位でシーズンを終了した。このクラブに新戦力と新たなモチベーションが加われば、予定表どおりに進むことも夢ではないだろう。この熊本といい、鹿児島・沖縄と九州リーグは来季さらに盛り上がりそう。