サガン鳥栖の株主代表がJチェアマンに公開質問状。

いつになったら収まるのか。
関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20041029#1099059307
本日のニッカン九州版より。http://www.nikkan-kyusyu.com/view/to_1099486088.htm

鳥栖株主がチェアマンに抗議文
経営再建問題で揺れるJ2鳥栖の株主が2日、Jリーグ鈴木昌チェアマン(68)へ抗議文を提出した。鈴木チェアマンは先月末、鳥栖古賀社長が後任候補に挙げている水産貿易会社社長について、同社の財務状況が良くない点などを指摘。
これに対して鳥栖の株主側は「まだ経営諮問委員会で審査されていない段階なのに、否定するような発言はおかしい。クラブ存続のため取締役へ名乗りを挙げてくれた方の会社が、あたかも経営難であるかのような印象も与えた」と激怒。

たしかに言い分には一理ある。それに誰でもいいから鳥栖側から抗議しないと、新社長候補に対して面子も立たないしね。
でも裏返せば事態は結構深刻なんじゃないかな。Jリーグ側はサガン鳥栖を巡る騒動は、今季で幕を引きたい、騒動をスッキリ収拾・決着させたいのだろう。今までの動きを見てそう考える。そして、トラブルが続いた現体制が退任して新社長が就任するのが今の流れ。それ自体はJリーグ側も歓迎のはずだ。
しかし、諮問委員会前にチェアマンが疑問を呈し退会や除名にまで言及したのは、Jの事前調査の段階で「これじゃあ、来季以降も騒動になりそうだ」と考えたからではないだろうか。ゆえに事前アナウンスで警告メッセージを発信し、こちら↓が受信したのでは。
http://www.nikkan-kyusyu.com/news/to_1099277834.htm

鳥栖の出資先探しも 佐賀県知事
佐賀県古川康知事は1日の定例記者会見で、経営難から存続が危ぶまれているJ2鳥栖について「鳥栖から県に要請があれば、出資先を探したい」と述べた。
古川知事は、県が直接鳥栖に財政支援を行うことはあらためて否定したが、「いろいろなところから『興味がある』という話が県にきている」と語り、スポンサー探しに積極的に取り組む姿勢をみせた。
鳥栖は10月末、水産貿易会社社長を新社長候補として選出したが、Jリーグがこの会社の経営問題を指摘し、佐賀県に支援を求めていた。

Jリーグとしては「佐賀県鳥栖市で、これ以上揉め事を起こさない運営責任者を連れてきてください、それがなければ(地元の支援がなければ)、鳥栖は退会か除名です」なんだろう。リーグ側もJから一つクラブが消えることを本気では望んでいないはず。ここさえ乗り切って体制を立て直せれば、とにかく再出発が出来ると思うのだけれど。