大分総合競技場・ビッグアイがネーミングライツを販売へ。

SH772004-11-04

スタジアムのネーミングライツ関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040504#1083663880http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040609#1086743094http://d.hatena.ne.jp/SH77/20041007#1097115921に。
11月1日付のニッカン九州版より。
http://www.nikkan-kyusyu.com/news/oi_1099296677.htm

●ビッグアイの命名権売却/大分県
大分県広瀬勝貞知事は1日の定例記者会見で、2002年のサッカーワールドカップ会場となった大分総合競技場(愛称ビッグアイ)の命名権ネーミングライツ)売却を決め、購入希望企業を募集すると発表した。
大分県は年額約1億円、5年程度の契約を希望しており、スポンサー企業を募る。30日まで受け付け、最終的に選定委員会でスタジアム名や金額を決める。広瀬知事は「大分の地域づくりを応援する意欲のある企業に応募してほしい」と期待を語った。
ビッグアイはサッカーのJリーグ1部、大分トリニータの本拠地だが、年間2億円以上の赤字が続いている。

他地域のスタジアムと同様、赤字が続く大分ビッグアイ。県の要望どおりの金額で手を挙げる企業があれば、年間赤字幅は約50%減に。愛称のビッグアイも格好良い名前なので「○○○○・ビッグアイ」とか、今の愛称とフィットして組み合わせられる企業だとなお良し、ですかね。
NFLデンヴァー・ブロンコズの本拠「マイルハイ・スタジアム」*1が新築移転した時に、やはりネーミングライツが売りに出されたけど、「マイルハイの名は残して欲しい」と云う多く地元ファンの要望を、命名権を購入した企業が応える形で「インベスコフィールド・アット・マイルハイ」と決定し、逆に地元ファンの気持ちをつかんだ形になったりしてますし。ただ企業名をつけるのも良いですが、地元住民・トリニータサポの方々の気持ちをつかむ方法にもならないでしょうか。「○○○○・ビッグアイ」。
東京ドームを皮切りに起きたスタジアムのドーム化、長野五輪や日韓W杯で造られた多くのスタジアムが運営・経営に四苦八苦する中で、本場USAを参考にする形で始まったネーミングライツ。これからもUSAを参考にして、大きなハコモノ・スタジアムを建設する際には、行政が財源を明確にしてから住民投票にかける形が良いと思われますが。こういう事態↓になってからでは遅いのですし。
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004110208.html

大阪ドームが経営破綻…債務超過137億円
プロ野球・旧近鉄バファローズの本拠地「大阪シティドーム」を運営する大阪市第三セクター、ドーム社(同市西区)は2日までに、債務超過のため経営の継続が困難になったとして、金融機関による債務の免除などを求めて大阪地裁に特定調停法に基づく調停を申請した。今年度中の調停成立を目指す。

ドーム社の10月末の借入金残高は511億5000万円で、債務超過は137億円。申し立てでは、ドーム球場施設の所有と運営を分離し、施設を大阪市が買い取り、譲渡資金を債務返済の一部に充当。残る債務は減免の上、再建計画案を策定するとしている。

*1:コロラド州デンバーは標高1マイルの高さにあり、「マイルハイ・シティー」と云えばそのままデンヴァーと通用するほどポピュラーかつ親しまれている名前。