群馬FCホリコシが柏レイソルを撃破!

天皇杯名物? のジャイアントキリングは今年は4回戦で。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-041113-0020.html

●10人群馬FCホリコシが柏を撃破/天皇杯群馬FCホリコシ 1−0 柏レイソル
プロ契約選手は決勝点をアシストした森ただ1人という群馬FCホリコシが、敵地でJ1の柏を破った。池田監督は「Jリーグのチームと戦うイメージで練習してきた。方向性は間違っていなかった」と胸を張った。

群馬FCホリコシ選手・監督・スタッフ、サポーターの皆さん、おめでとうございます。ザスパ草津サポの身ですが、思わずガッツポーズが出た内容と結果でした。池田監督のコメントどおり、群馬FCの普段のサッカーですよ、今日のスタイルは。いつも300人くらいの観客の前でやっているサッカーとその方向性がJ1クラブ相手に通用したのは、普段スタンドから観戦しているだけの身ながら、なんというかウレシイですね。あと、昨夜のエントリーで予想したスタメンとフォーメーションが的中したことも何気にウレシイものでした。

開始直後から巧みなパスワークで、主力7人を温存した柏の守備を簡単に突破。後半13分に1人退場で10人に減っても、流れは変わらなかった。決勝点はその9分後、森の右クロスを奈良がヘッドで決めた。シュート数も13−10。蔵川主将が「柏は強いと思わなかった」と豪語したのもうなずける。

確かに主力を温存した柏レイソルは、結果が出た今では「相手を舐めていたのか」との批判を受けるだろうが、6日、10日、今日13日と新潟中越地震の影響とはいえ中2日でこの試合に臨むハードな日程。今季最大の目標が「J1残留」である以上、早野監督のこの試合の選手起用もそう判断違いではないと思えるが。
キャプテン蔵川洋平のコメントどおり、柏レイソルは大幅なメンバー変更のためか、ビハインドの状況でも意思統一された攻撃が行えず、ちぐはぐさがあった。10日にアルビレックス新潟を破ったチームとは別物とすら思える。対してボランチ山田智也で負傷で欠いているものの、ほぼ普段のスタメンで戦えた群馬FCの攻守意識が柏レイソルとの接戦と勝利を呼び込めたのだろう。

選手の職業は、経営母体の学校法人の職員やサッカースクールの指導者、アルバイトなどさまざま。来季のJリーグ加盟は申請を見送ったが、目標とする06年からのJ2入りを前に、実力の向上ぶりを見せつけた。

この勝利は大きいのじゃないかな。「J1に勝った」という実績を、観客とスポンサー集めにつなげて欲しい。あと決勝点の基点となったフィードを出せた小山大樹が天皇杯ダイジェストで石山愛子さんに「オヤマ」と呼ばれていたが、気にするな「コヤマ」くん。