徳島ヴォルティス、高知県で1次合宿スタート。

安西先生ザスパの話がしたいです・・・。
ザスパ草津と並んで徳島ヴォルティスの動きを追いかけているのは、まずザスパと同時にJ加盟したチームであるからと云うことと、そして両チームの動きを平行して記しておけば、後々J加盟したクラブのサポーターである誰かの、なにかの参考資料になるかもしらん、と思っているからなのですが、ザスパがワイハから帰ってこないことには、もうヴォルティスやロッソやFCホリコシの情報でダイアリーが埋まってしまうのでありますのよ。困った困った。
そんなわけで(どんなわけじゃ)、高知新聞1月25日付より。
http://www.kochinews.co.jp/0501/050125headline05.htm#shimen5

●J2徳島キャンプイン 春野 3チームの先頭切り
土佐路にJキャンプ上陸―。吾川郡春野町芳原の春野運動公園でキャンプを張るサッカーJリーグチームの先頭を切って24日、J2の徳島ヴォルティスがキャンプイン。四国初のJチーム、徳島が“地元”で新しいスタートを切った。
徳島ヴォルティス(旧大塚製薬)は昨季、JFLを連覇、今季悲願のJリーグ入りを果たした。28日までの今キャンプが、チームとして初のキャンプとなる。
この日来高したのは選手24人を含む35人。宿泊する同町西分の「はるのの湯」にバスで到着、歓迎セレモニーに臨んだ。式では同町の氏原嗣志町長のあいさつの後、田中真二監督や谷池洋平主将らに花束が手渡された。徳島の高本浩司社長は、「四国でスタートを切れることをうれしく思います。四国のスポーツ発展のためにも頑張っていきたい」とこたえた。
チームは午後、早速同公園内で練習をスタートさせた。同公園では29日からセレッソ大阪、2月7日からヴィッセル神戸と、2月12日までJキャンプが続く。
●本社など訪問
また、高木社長と米田豊ゼネラルマネジャーは同日、高知新聞社に岩井寿夫社長を訪ねたほか放送各社、橋本大二郎知事を表敬訪問した。

高知新聞が、徳島ヴォルティスを「地元」と表現する最大限の好意的な記事ですね。四国初のJクラブということで、より応援姿勢なのでしょうか。徳島新聞1月25日付からは追加情報を。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0125-2.html

●高知・春野町長ら温かく歓迎 ヴォルティス合宿開始
合宿地の高知県で温かい歓迎を受けた。宿舎となる春野町西分の「はるのの湯」では、午前十一時半から歓迎式が行われた。県や町関係者らが「徳島ヴォルティス 高知でがんばれ」の横断幕と拍手で出迎えた。
歓迎式では、氏原嗣志春野町長のあいさつに続き、高知県観光コンベンション協会などから田中真二監督と谷池洋平主将、秋葉忠宏選手に花束が贈られた。差し入れの土佐和牛十五キロの目録などを受け取った高本浩司社長は「四国のスポーツ発展のためにも頑張っていく。みなさんで応援してください」と応えた。

高知の観光協会にも歓迎。高知が徳島の隣県というでヴォルティスサポーターが多く足を運ぶ可能性もあり、人が集まるイベントという側面も考えれば、地域活性化につながるのだと思えます。またセレッソ大阪ヴィッセル神戸も当地をキャンプ地としたそうで。
ちょっとソースを確認できないのですが、数年前にどこかの新聞(多分、高知新聞)で「高知県をキャンプ地にしていたプロ野球チームが続々宮崎県に移動している。改善して魅力あるキャンプ地にしよう」という主旨の記事(社説?)を読みました。キャンプを張るのは何もプロ野球チームだけではない。Jクラブのキャンプ誘致などにも熱心な活動をされているのかもしれませんね。そういう点で「地元四国」の徳島ヴォルティスが高知でキャンプすることは、双方の利益が一致した地域活動になっている、と云えると思います。
さて、合宿については同じく徳島新聞の1月25日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0125-1.html

●高知・春野で1次合宿開始 ランニング中心、精力的にこなす
J2の徳島ヴォルティスは24日、高知県春野総合運動公園で1次合宿を始めた。初日からランニング中心のハードなメニューを精力的にこなした。1次合宿は28日まで。
午後3時、練習会場の補助陸上競技場に選手24人が集合。リハビリ中の小峯隆幸、林威宏ら7人は別メニューでのスタートとなった。残る17人はアップで体をほぐした後、1周2・7キロのクロスカントリーコースで持久走に挑んだ。
初日の練習は約2時間で終了。持久走を先頭集団で引っ張った片岡功二は「きつかったが、新鮮な気持ちで練習できた。今は体をいじめ抜く時期なので、しっかり走り込む」と気合十分。新戦力の羽地登志晃も「この合宿では長いシーズンを戦い抜くための体力づくりをして、2次合宿に備えたい」と意欲的だった。
ストップウオッチを手にげきを飛ばした田中真二監督は「1次合宿の目的は、体力強化と新旧選手間のコミュニケーションを図ること。天候にも恵まれ、いいスタートが切れた」と話した。

J2は44試合をこなすハードなスケジュールですから、なにより体力が必要。ヴォルティスも抜かりはないようです。かと云って無茶なトレーニングはかえって体を痛めるだけ。その点でJ2の戦いとシーズンを熟知している選手の経験とアドバイスは貴重なはず。さっそくベテランがチームをまとめつつあるようですよ。

●チームの盛り上げ役 新潟から移籍の秋葉忠宏
明るい性格でチームを盛り上げているのが、アルビレックス新潟から移籍した秋葉忠宏。練習後、ボール回しでチームメートとコミュニケーションを図った秋葉は「JFLで連覇した前大塚製薬の選手は勝ち方を知っていると思う。一緒に楽しくやりたい」
宿舎で同室の大場啓は、ポジションも同じMF。チーム内では強力なライバルだが、「秋葉さんのサッカーに対する情熱はすごい。いいところをどんどん吸収したい」と話している。

コメントからも判るとおり、決しておごらずに大塚製薬の選手に対する敬意を払いながらも選手たちから尊敬を集めはじめている。徳島ヴォルティスはナイスな補強をしたものです。

●「足の完治が先決」 別メニューの主将・谷池
「できれば先頭に立ってチームを引っ張りたかったが、足を完治させることが先決」。別メニューでスタートした主将の谷池洋平は、昨季後半に左足の股関節を痛めた。守りの要として期待がかかるだけに「3月5日の開幕戦に照準を合わせてコンディションづくりをする」ときっぱり。
右足の張りで大事を取った新戦力の大森健作は、合同練習後もピッチに残り、マイペースのランニング。Jリーグ経験の豊富なベテランとあって、焦った様子はなく「無理をしないで、しっかりと仕上げていく」と話した。

キャプテンの谷池、愛媛県出身でヴォルティス唯一の四国出身選手である大森もしっかり調整中。「無理はしない」と語りながらも、若手より汗をかくベテランがチームの尊敬を集めるのも事実ですからね。キャンプ情報が逐一入り、地元紙に掲載されるのは、いい感じですね。上毛新聞もハワイキャンプまで動向できればなあ。宮崎キャンプはなんとかなりませんか。