「熊本から目指せJ」ロッソ熊本、今日20日に地元熊本で初試合。対戦相手は浦和レッズ。

SH772005-02-20

熊本日日新聞2月19日付より。
http://kumanichi.com/lsports/20050219/kiji2.html

ロッソ熊本 20日浦和レッズと対戦 熊本で初ゲーム
レッド対決に注目。ロッソ熊本20日午前10時半から、県民総合運動公園陸上競技場で練習試合に挑む。初めて地元での試合で、相手はJ1屈指の人気と実力を誇る浦和レッズ池谷友良監督は「相手は格上だが勝負は勝負。引いて守るのではなく、ボールを、得点を奪うゲームを見せ挑戦したい」と意気込む。

先月末にチームの体制が発表されたロッソ熊本は、今月初頭からさっそく九州各地で合宿を行っているJチームなどとの練習試合を連日のようにこなしてきましたが、地元熊本での試合は今までありませんでした。そして今回の地元初試合の相手はJ屈指の強豪チーム、浦和レッズ
本来タイで2次合宿を行う予定であった浦和レッズですが、諸事情により熊本で2次合宿を行うことになり、今回の練習試合が組まれることになっていました。
ちょっと違うかもしれませんが、まるで大相撲の部屋開きに横綱が赴くようで、単に両チームの練習試合という意味合い以上に、熊本地域の方々にアピールとなる試合だと思えます。池谷監督の云われるとおり、挑戦する姿勢で浦和レッズと戦い、地元の方々やサポーターに「ロッソもやるじゃないか」と思われるような試合を期待したいですね。

ロッソは2月、Jチームを中心に6試合を行い1勝5敗。10日の柏戦では前半2−1、16日のガンバ大阪は前、後半で2−3と格上相手に善戦した。「人もボールも常に動く躍動サッカー」を掲げ、トップ下の森一絋、ボランチの山口武士を中心にしたパス回しから両サイドが積極的に仕掛けた。これまで、池谷監督は「選手の力を見極めたい」と全選手を起用していたが、「地元で注目も集まる。浦和戦は今のベストメンバーで臨む」と“本番モード”を明言した。

チーム結成以来の練習試合6戦と普段の練習から、監督の構想する「当座のベストメンバー」が、この試合で判るようですね。さてどうなりますか。

一方、浦和は、ともに日本代表のMF三都主アレサンドロ、DF坪井慶介らを擁するタレント軍団。大津町運動公園に約12000人を集めた13日の鳥栖戦でも3−0で快勝し、人気、実力とも国内トップクラスを印象づけた。
入場無料。ロッソ熊本と県観光物産総室とは「当日は混雑が予想されるので、公共交通機関を利用してほしい」と話している。

サガン鳥栖との練習試合は12000人も集まりましたか。地元チームであるロッソ熊本との対戦では、確かにクラブと行政が心配するほど観客動員がありそうですね。地元初であり、そして地域の盛り上がりに大きく貢献する、記念すべき「練習試合」となりそうです。