J2第6節、アビスパ福岡戦。堅守の強豪から2得点も4失点。

SH772005-04-11

本日は、スカパー306chにて応援。やはりテレビ画面だと知りたい情報の半分くらいしか得られませんね。その映像だけから結論を述べてしまえば、「堅守の福岡から2点もとれたことは収穫ながら、4失点はほぼ同じパターンから。高い位置から早いプレスを受けて、サイド攻撃に繋げられると為す術なし。上位チームと戦うには、各自の対人技術と守備組織もまだまだ向上が必要」ですかね。
それにしても、スカパーの解説担当だった遠藤彰大さんの声は、どうしてあんなにスピードワゴンのオザワさんと同じなんでしょかね。スゴい、スゴすぎるよ、オザワさ〜ん。いつのまにそんなにアビスパ通に。
それはともかく、まずは試合の結果から。J's GOALより。
http://www.jsgoal.jp/result/20050200030520050409_detail.html

●2005 J2リーグ戦第6節 4月9日(14:04/博多球/6,791人)
アビスパ福岡 4−2 ザスパ草津
得点 6分:宮川大輔草津)54分:吉本淳草津)後半60分:オウンゴ−ル(福岡)後半65分グラウシオ(福岡)70分:太田恵介(福岡)後半84分:有光亮太(福岡)

ザスパ草津、第6節のメンバーは。

ザスパ草津 スターティングメンバー(J2第6節vsアビスパ福岡
GK:29岩丸史也
DF:2籾谷真弘・3小田島隆幸・4依田光正・18寺田武史
MF:5氏家英行・6鳥居塚伸人・9山口貴之
FW:13宮川大輔・20吉本淳・24酒井良
●サブメンバー
GK:22小島伸幸 DF:16堺陽二
MF:小久保純 FW:7佐田聡太郎・11御給匠
ザスパ草津 キックオフ(4−2−3−1)
−−−−宮川−−−−:御給
−吉本−山口−酒井−:佐田
−−鳥居塚−氏家−−:小久保
寺田−−−−−−依田:堺
−−籾谷−小田島−−:
−−−−岩丸−−−−:小島

前節とまるで同じなのでコピペで済みました。対するアビスパ福岡は。テレビだと対戦チームのフォーメーションが判りにくいですね。

アビスパ福岡 スターティングメンバー(J2第6節vsザスパ草津
GK:1水谷雄一
DF:3アレックス・4川島眞也・15宮本亨・32岡山一成
MF:6松下裕樹・8ホベルト・22中村北斗・36グラウシオ
FW:11福嶋洋・18有光亮太
●サブメンバー
GK:16神山竜一 DF:5千代反田充
MF:10山形恭平・17大塚和征 FW:24太田恵介 
アビスパ福岡 キックオフ(4−4−2)
−−福嶋−−有光−−:太田
グラウシオ−−中村−:山形・大塚
−-ホベルト−松下-−:
アレックス−−−川島:
−−岡山−−宮本−−:千代反田
−−−−水谷−−−−:神山

群馬県出身、前橋育英卒の松下裕樹もめでたく出場。アビスパ福岡へ今季に完全移籍、そしてスタメンを勝ちとれて良かったねえ。ザスパにレンタルで来てくれていたDF立石飛鳥はベンチ入りせず。今は古巣に戻っているけど、ザスパJFL昇格に尽力してくれた選手なので、これからも応援していきますよ。それにしても、左サイドはカタカナな人ばかりでフォーメーションのバランスがとりにくいですよ。
では試合の流れをおって。キックオフからチーム全体が攻めあがるザスパ。中盤からサイドを駆け上がる吉本淳や酒井良へロングボールを当てて、同時にDFラインも前へ前へ。開始1分でさっそくFKを得ると、キッカー山口貴之から酒井へ合わせます。ボールはゴールに入らなかったものの、強豪相手に攻めの姿勢を見せます。逆に3分にアビスパのFK(キッカーは松下)をDF岡山に合わせられますが、ヘディングはワクを外れて命拾い。
そのままゲームはやはりと云おうか、アビスパペースに。パス回しとキープ力の差から圧倒的なポゼッションサッカーとなり、ほとんどザスパ陣内でゲームが行われます。人数をかけてゴール前で弾き返すものの、苦しい展開で、失点も時間の問題と思われました。
しかし6分に、なんとかボールをキープして早いパス回しで左サイドを走る吉本へボールを渡すことが出来、吉本はサイドを駆け上がってゴール前へと低く折り返します。ゴール前のアビスパ守備の枚数は足りていたのですが、FW宮川大輔にクロスがピタリと合い、ボールを流し込むだけ。GKは触りますがボールはサイドバーに当たってザスパの先制点に。おそらくザスパ草津というチームが誕生して初の「カウンター攻撃から手数をかけずにフィニッシュ」だったと思われます。地域リーグJFLと一方的に押し込まれる展開なんてありませんでしたからね。今季Jでの戦いのために練習した形だと思いますが、よくぞ決めたぞ吉本&宮川。
1点ビハインドとなったアビスパの猛攻は苛烈さを増し、10分にグラウシオ、12分に中村北斗、13分にはFKから福嶋洋に、15分にも有光亮太に続けざまにシュートを撃たれます。グラウシオに(ザスパから見て)右サイドを、中村・有光・川島に左サイドを突破され、クロスをゴール前に降らされる展開。鳥居塚キャプテンと氏家の両ボランチはDFラインに吸収されたような形が続き、単発なロングボールでのカウンターが精一杯の状況が延々と続きます。この辺りについてザスパ手塚監督は。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018015.html

手塚聡監督(草津
Q:立ち上がりからアグレッシブに仕掛けて点を取るというのはプラン通りだったと思いますが、1点とった後、少し引いて守ったように見えました。あれもゲームプラン通りだったのでしょうか。
「いえ、そうではなくて、0−1になった時点で福岡の方もアグレッシブに来るでしょうし、ボランチが最終ラインに吸収される時間帯が長くて、結局、中盤でボールを拾われて引かざるを得ないという状況でした。それでハーフタイムで氏家と鳥居塚の役割というものを再確認したんですけれど、1−0で前半を終わるために引いて守るという指示は出していません」

前節の徳島ヴォルティス戦では、激しいプレスと読みが冴えたパスカットで安定した守備を見せたザスパですが、一転して処置ナシのこの試合。もちろん新加入の徳島とJ1昇格有力候補のアビスパの地力の差はあるのでしょうが、大きく違う点は、グラウシオのキープ力と連動するSBアレックスの攻撃参加で厚みを増す強力なサイド攻撃と、グラウシオと中村、有光といったドリブラーの存在です。
徳島戦では先手をとってサイド攻撃を行なうことで、徳島のサイド攻撃を封じることが出来、トップ下の伊藤彰をマークして攻撃の組み立てを遅らせました。それゆえ徳島の攻撃は、DFラインの裏をとろうとする中央のFWへ当てるパスが多くなり、これはDFラインとボランチ氏家で充分に対応できたのですが、この試合ではアビスパに、山形や札幌以上にサイドを制されているので、苦戦は必至です。
ザスパはプレッシング位置をボランチの前くらい、中盤中央を設定しているので、サイド攻撃を続けられると苦しく、依田と寺田の両SBもDFラインから上がれなくなるので、中盤でのプレスも効果が薄くなってしまいます。それでも前半なんとか凌げたのは、吉本と酒井も自陣深くまで下がって守備に参加していたからでしょう。
また、先に「福岡がキープ力で優位」と書きましたが、これは単にボールをとられない選手が多い、ということではなく、中村や有光のようにドリブルで攻撃にアクセントを付けられるとザスパDFラインがズルズル下がってしまい、防戦一方になるJFL時代からの弱点がそのまま残っています。加えて、ここまでドリブルで攻撃を作っていく相手と対戦した経験がないのも、苦戦の大きな原因と思われます。やはりチームの経験値は、様々な相手と戦い、苦戦を経験していくことでしか得られないのでしょうね。
ただ「引けとは指示していない」との手塚監督の言ですが、アビスパ相手に押し込まれることは予想の範囲内でしょうから、どうやって押し返すのか、どう守備するのかは指示・指導してあったのでしょうかね。この点を尋ねていただきたかったです。
23分には寺田のマークを振り切られて、有光にサイドを抉られてクロスを上げられますが、なんとかクリア、アビスパに得点を許しません。アビスパ福岡サイドには格下相手&ミーティングまでしたのだから得点を、と気合と固さがあったようですね。アビスパ松田監督インタビューより。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018016.html

松田浩監督(福岡)
Q:立ち上がりに失点した後、選手の動きが重いというか、ボールに対して積極的に関われなかったという印象があるのですが、そのあたりは監督はどのように感じておられますか。
「そうですね。やはり勝たなければいけないということを義務付けられているというか、そういうところでの失点というのが、思いもよらない形で重圧になったんじゃないかと思います。特に、いまは得点が取れていないという状況なので。普通に点が取れている状況であれば、この時間帯なら関係ないよという気持ちになれるんですが、そうなれなかったのは、過去の2、3試合の部分が影響したと思いますし、そういうふうな印象を私も受けました」

26分のアビスパのFKを区切りに、ようやくアビスパの攻撃が一段落します。猛攻を乗りきったザスパDF陣は、ラインの上げ下げを徹底し、アビスパからのロングボールをオフサイドで終わらせていきます。30分すぎから前半終了まではアビスパのロングボールを放り込む淡白な攻撃が続きました。1点のリードを保ったまま、後半へゲームは移ります。
支配率と攻撃時間で大きく下回るザスパが1得点、アビスパの猛攻を0点で終えたのが不思議な感じでした。カウンターサッカーだからでしょうが、こういう戦術やってきませんでしたからね。過去意図して仕掛けたのは、天皇杯の横浜FM戦くらいじゃないですかね。
さて後半。アビスパは2人選手を入替え。FW福嶋から高さのある太田恵介に。またCB宮本亨から千代反田充へ。セットプレー対策? 後半開始から、またもやと云うか当然のようにアビスパの猛攻が再開されます。46分には有光の突破からクロス、1分後にはSB川島からグラウシオのヘディング、さらに1分経過する前に松下のシュート、51分には有光のシュート。52分にCKから千代反田にシュート。どういうわけかゴールにならない攻撃を凌いでザスパがカウンター、これをCKにつなげます。キッカーの山口のクロスに、ゴールマウス正面で吉本がヘディングシュート。なぜこんな好位置でドフリーにしてくれたのかは判らないのですが、とにかく2−0とリードを拡げました。*1数少ないチャンスを2得点に結びつけ、なんとか失点ゼロ。ザスパにとって強豪相手にこれ以上ない展開だと云えるでしょう。
後半はアト35〜40分あまり。手塚監督はいつ動くのか、という興味が沸いてきました。徳島戦のように危なげなく守備をしているわけではなく、運と相手のシュートミスに助けられているような場面も多く見られていました。前半から自陣深くまで戻って守備し、カウンターで無駄走りを繰り返す攻撃陣の運動量は目に見えて落ちており、守備陣だけで守りきれる相手でないのは前半で判っていましたから、失点は時間の問題と考えていました。
「一転して優位に攻勢」と切り替えられるわけはありませんから、カウンターサッカーを継続するとして、守備を厚くするのか、疲弊した攻撃陣を交代するのか、だと思われます。高さがあり、ポストとして機能しているFW太田へ籾谷のマンマークも必要そうでしたし、吉本か酒井の代わりに攻撃と守備をこなせる選手を入れても良し。例えば酒井に代えて佐田を投入し、依田をCBとして中央を固めさせ、5バック気味に布陣して、攻撃に転じる時は、佐田くんが前へ前へ。前のめりなアビスパDF陣にダッシュを強いるために、吉本か宮川に代えて堺の投入も手かな、などと考えている間にもアビスパの猛攻は続いていました。
前半と違うのは、グラウシオが中央や逆サイドまで流れてゲームをつくり、太田がポストプレーで新たな攻撃を作ってきたことです。前半はゴール前さえ固めておけばなんとかリフレクト出来ていましたが、サイドから中央、中央からサイドへの振り回され、マークがずれてきます。
そして60分に有光のコーナーからゴールラインを抉るようなドリブルからクロスを上げられ、これが小田島の足に当たってゴールの中へ。ついに失点してしまいました。続く63分に太田のポストからグラウシオに同点ゴールを喫し、70分にはファーサイドでフリーになっていた、これまた太田のヘディングで3−2と逆転されます。
各選手のコメントでは。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018013.html

有光亮太選手(福岡)
Q:2−0とリードされる苦しい展開でした。どんなお気持ちでしたか。
「不安でした。セットプレーにかけるいうことで多分千代さん(千代反田)が出てきたと思うんですけれど、逆にやられてしまって。暑かったし、疲れてきてたんで。逆転できると信じていましたが、苦しかったです」
Q:1点目のシーンを振り返ってください。
「抜け出して中に何人か人がいるのが見えたんでクロスを上げたら相手に当たって、そのまま入ってしまいました。ただ点が入ったのは事実なんで、それから追い上げムードになりました」
●太田恵介選手(福岡)
Q:勝ち越しのヘディングシュートを振り返ってください
「狙ったところに入って良かったです。1点リードされてて、2点目を取られた瞬間に、みんな下を向いてガクッとしてしまったので、自分が出て流れを変えようと思ってすぐに(ゴールの中の)ボールを取りに行きました。本当に逆転してやろうという気持ちでやって、ああいう結果になりました」
グラウシオ選手(福岡)
Q:後半は中央でプレーするようになり、いくつものチャンスを作っていましたね。
「後半は凄くハードなゲームで、相手も中々簡単にはさせてくれませんでした。やはり、2−0のビハインドを追いかけるということは倍の力が必要になってしまいます。ですから、負けている立場からすればゴールを目指すしかありません。全員がガッツ溢れるプレーを見せて頑張ってくれたおかげです。ピッチに立っている選手だけではなく、ベンチにいる選手も含めて全員で戦ったことが今日の勝因だと思います」

ザスパ手塚監督は2−2の段階で、吉本からFW御給匠に交代してきます。このことに関してのコメントは。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018013.html
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018015.html

吉本淳選手(草津
「自分としてはサイドのポジションでは1試合は持たないので、途中で交代する覚悟で最初から飛ばしていきました。そういう意味では、あの時間帯での交代は仕方がないと思っています。でも、やはり勝ちたかったです。今日は1ゴール1アシストでしたが、自分の結果は、その後の話です。1点取られた後、チームとして粘れなかったのが敗因だと思います」
手塚聡監督(草津
Q:交代選手の起用の意図を教えてください。
「まず、2−0のところで向こうが先に動いてきたんですけれど、1−0の時点でこのまま勝つことはないだろうと。2−0の時点でそのまま逃げ切るような状況にはならないだろうと思っていたんですけれど、ある程度押し込まれる状況の中でアップアップしていました。向こうはグラウシオ選手を中に入れて来ましたんで役割をはっきりさせることと、ターゲットを2つ作るために御給を前に入れて、ダイヤモンドで対応した。氏家が怪我で退場しなければならなくなったので、ボランチを代えなければいけない状況になってしまったということです」
氏家英行選手(草津
「後半の立ち上がりから向こうのペースになってしまいました。それに対処しなければいけないところで、ひとつ、ひとつのプレーが小さくなってしまいました。グラウシオはサイドの選手と一緒に対処することになっていましたが、彼の変則的な動きが掴みきれませんでした。後半、相手が中盤をダイヤモンドにしてきて、サイドとの受け渡しが上手くいかなかったので、こちらもダイヤモンドにして対応しようとしましたが、それが最後まで対応できませんでした」

まず氏家の負傷具合が気になるところですが、これは続報待ちとして。吉本のコメントから交代自体は予定だったようですし、手塚監督の交代意図も判らなくはありませんが、この試合でザスパが敵陣へボールを運べた時は、サイドの吉本・酒井と山口の早いパス回しがほとんどです。またザスパ前線のターゲットとして御給くんがボールキープやドリブルなどでタメを作る(=ザスパの攻撃の切り替えを誘導する)のを見たことがないので、やはりと云うべきか手塚監督の意図は成功しませんでした。
徳島戦後半でもそうでしたが、カウンター気味の展開で、広いスペースを活かして前線で運動量やスピードで勝負するタイプではない御給くんに多くの仕事をさせすぎなのではないか。佐田や堺が守備にも参加し、ボールを前に運ぶために汗をかき、ゴール前の御給くんへ合わせていくほうが、アビスパ守備陣へのプレッシャーとなったのではないか、と思えます。御給くんもザスパの一員であり貴重な戦力なのは間違いありません。前線で孤立するためにザスパに加わってくれたのではありませんから、彼の得意なプレーで勝負できるような組み立てを考えてもらいたいところです。結果を見た上で得意げに展開する「後出しジャンケン」な批判は好きではないのですが、今までどおりで予想どおりの結果になってしまったので、触れておきました。
また、この試合を振り返って鳥居塚キャプテンは。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018013.html

鳥居塚伸人選手(草津
「サッカーのゲームで2−0というスコアはセーフティリードじゃないというのは、もちろん分かっていました。このゲームは勝ちゲームにしたかった。こういうゲームでしっかりと勝ちきる力が必要だと思います」

昨季3位、今季J2リーグを実質1位で臨んでいる強豪、アビスパ福岡相手のアウェーで2点のリードを得た時間があったことは間違いありません。無得点&大量失点の開幕戦に比べれば大きな前進ですが、それゆえ逆に悔しくもありますね。勝ち点をとれる状況にあったわけですから。
ザスパサポですから、全てのゲームに臨んでは勝利のために応援しますが、個人的な中長期の視点では、今季の順位や勝ち点以上に、「J2リーグで1年間戦うこと、様々な特徴を持つ11チームと対戦して得られる経験値」を重視しています。ザスパが強豪相手のアウェーで勝ち点を稼ぐにはどうすればいいのか。J2の臨んで、たった6戦目でこういう展開を作れたことは大きく評価できますね。そして4失点で終わってしまいましたが、押し込まれたら、いかに守るのか、攻め手を見つけるのか。手塚監督は「1−0の時点でこのまま勝つことはないだろうと。2−0の時点でそのまま逃げ切るような状況にはならないだろうと思っていた」と述べられているので、こういう展開をつくれたとき、どうしていくのかをこれから考えていただきたいです。チームも監督も新加入の新人に過ぎません。アビスパ福岡戦で得た経験が反映されるであろう、今後のザスパ草津に期待したいと思います。

*1:映像で確認すると、GK脇に立っていた吉本がキックと同時にダッシュ、ゴール正面でフリーになっていました。マーカーだった千代反田の実力からすれば、有り得ないくらいの好機を作れましたが、千代反田の一瞬のスキをつけたのでしょうね。