JFL前期第3節、FCホリコシは2連勝。

JFL公式より。http://www.jfl-info.net/

JFL前期第3節 4月9日(土)
ソニー仙台FC 2−0 横河武蔵野FC
得点 33分:桐田英樹(ソニー)58分:橋本尚樹(ソニー
佐川急便東京SC 2−2 佐川印刷SC
得点 2分:大槻紘士(佐川印刷)35分:池田昌広(佐川東京)38分:大久保哲哉佐川東京)44分:大槻紘士(佐川印刷
ホンダロック 4−1 流通経済大学
得点 1分:水永翔馬(ロック)11分:水永翔馬(ロック)31分:大串良秀(ロック)44分:南光太(ロック)87分:飯野将光(流経大

開幕2連勝対決は、ソニー仙台が勝利して連勝を3に伸ばしました。「東京vs印刷」の佐川ダービーは、前半だ両チームとも2得点をあげて後半はスコアレスで引き分け。激しいのか激しくないのか。ホンダロックJFL初勝利。おめでとうございます。昨季の九州リーグ得点王(18得点)のFW水永、MVPの大串、アシスト王の南がそれぞれ得点。このままJFLでも力を発揮していって欲しいですね。水永くんは日大高校卒でホンダロック入り、いきなり得点王に輝いています。今季JFLでも3試合3得点。今年まだ20歳ですし、JFLのレベルでさらにプレーに磨きをかけ、上のカテゴリーで通用するようなゴールハンターへの成長を期待です。

JFL前期第3節 4月10日(日)
Honda FC 4−0 三菱水島FC
得点 15分:鈴木滋(Honda)23分:鈴木弘大(Honda)67分:オウンゴール(Honda)88分:鈴木滋(Honda)
YKK AP FC 3−2 デンソー
得点 15分:野嶋良(YKK)20分:伊藤智弘(デンソー)66分:長谷川満YKK)87分:黄学淳(YKK)89分:吉田匡良(デンソー
愛媛FC 4−1 SC鳥取
得点 2分:前川正行(愛媛)8分:増本浩平(鳥取)27分:友近聡朗(愛媛)35分:濱岡和久(愛媛)72分:金守智哉(愛媛)

今季の優勝候補チームはそれぞれホームで勝利。愛媛FCは快勝で3連勝。ズーパー友近をJで観られる日が近づいてますね。

栃木SC 1−1 アローズ北陸
得点 17分:只木章広(栃木)44分:北川佳男(北陸)

今年1級審判の資格をとったばかりの野口主審がイエロー15枚を出して、最後は栃木10人、アローズ8人だった試合。開幕戦のFCホリコシ横河武蔵野FC戦でもイエロー6枚。しまいにゃ累積退場と思って、間違ってレッドカードを出してましたからね。
試合観ていないのでなんとも判りませんが、栃木SCは昨季フェアプレー賞をとったJFLで一番警告枚数が少ないチーム。そうそう荒れる試合をやるチームではないはずですが。JFLの公式記録(PDF)の警告欄の埋まり具合がコワイです。

FCホリコシ 2−0 佐川急便大阪SC
得点 23分:森陽一ホリコシ)62分:矢部次郎ホリコシ

ホリコシが二連勝なんですが、まだ小見間監督就任したばかり、ということで某国A代表みたいなサッカーでした。個々の能力は上回ってゲームを優位に進める、連動性がなくフィニッシュまでいけない。佐川大阪の4−4−2の整備されたフラットディフェンスのゾ−ンカバーに四苦八苦しているシーンも多かったですね。佐川大阪の元モンテディオの岡村、元大塚製薬の大坪に決定的な場面を作られましたが、ゴールポストに当たる幸運もありました。
それでも23分に森陽一ミドルシュート、62分のようやく見られた組織的な崩しから、MF矢部次郎の技ありのゴール前反転シュートで逃げ切り。救いなのは、東農大から今季開幕直前に加入した斉藤が優れた選手で、チームにフィットしつつあることですね。Jリーガーひしめくチームで加入直後の開幕からスタメン。スピード・足元・視野の広さ・得点へのアイデア、積極性と申し分ありません。加えて2年半も費やしてる某国A代表と違い、まだ小見監督就任1週間くらいだということですね。アマラオのボールキープとテクニック、森くんをはじめ周囲との連動が生まれると、アマラオもチームも活きてきそうな可能性を感じました。
しかし、この試合のMVPは佐川急便大阪のサポーターチームですよ。90分で30回の笑いをアウェーでとる素晴らしさ。フェアプレーフラッグ入場にナショナルアンセムをトランペット吹奏、応援歌・コールのバリエーションの豊富さとアレンジの巧さ、試合後のユーモアを交えながらも締めるところはきっちり締めるアイサツ、JFL随一のサポートチームなんじゃないですかね。正直、この試合の個人的見所は「小見監督初采配」と「佐川大阪サポートチーム」で敷島に出掛けていました。マツケンサンバが早くもコールに盛り込まれていましたね。「オ〜レ〜 オレ〜 戦えサガワ〜 オ〜レ〜 オレ〜 戦えサガ〜ワ〜 オレ!」まだ頭から抜けません。(笑)
大阪らしい、と括ってしまうと失礼にあたってしまうのかもしれませんが「必死なだけは野暮、サッカーと応援を楽しもう」という、良い意味で肩の力が抜けている「粋な姿勢」を教えてくれるサポートだと思えます。熱く応援、でもムキになるな。佐川大阪サポートチームは、JFLが誇る魅力のひとつだと思いますよ。