徳島ヴォルティス、徳島県サッカー協会運営の県1部チーム「徳島FCカバロス」と提携、サテライトチーム化へ。

まずはJ's GOALより。
http://www.jsgoal.jp/club/tokushima/00018200.html

徳島ヴォルティス・カバロスについて
徳島ヴォルティスは、徳島県サッカー協会が運営母体であった「徳島FCカバロス」(県リーグ1部)を譲り受け、徳島ヴォルティスのクラブチーム「徳島ヴォルティス・カバロス」としてJFAに、3月17日にクラブ申請し、4月8日付けで承認を得ました。
この「徳島ヴォルティス・カバロス」はプロのトップチームとユースチームの間に位置し、国体に向けて主力選手排出やプロへ最も近いチームとして選手の育成・発掘を目指していきます。現在登録選手は22名、テクニカルアドバイザーとして田中真二トップチーム監督がチームをサポートしていくことが決定しております。

トップとユースの中間、田中真二監督がTDとしてサポートと、事実上のサテライトチーム化ですね。ただ選手を「排出」しちゃうとマズイ(笑)。当面は、県1部所属ということでJサテライトリーグへの参加はなく、国体やトップチームへの昇格を目指すことになりそうです。この提携のメリットは徳島新聞4月15日付で詳しく。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0415-2.html

●徳島FCカバローズと提携、下部組織に 選手にはJへの道  
提携のメリットは双方にある。ヴォルティスにとっては、経営安定の面から多くのプロ選手を保有できない。そこで、アマチュア社会人チームのカバロスを下部組織に置いて、選手を育成。トップチームでプレーできそうな選手は、日本サッカー協会への簡単な移籍手続きでトップチームでプレーできる。
カバロスは週に1回、徳島市川内町の大塚製薬グラウンドで練習でき、ヴォルティスのコーチから指導が受けられ、技術力向上が図れる。このほか、ヴォルティスユースの選手が移籍手続きなしに、カバロスの試合に出場できる。
現在、ヴォルティスにはトップチームの下にサッカースクールが4クラス(ユース、ジュニアユース、ジュニア、地域普及)ある。米田豊彦GMは「カバロスで力をつけ、県出身Jリーガーとしてトップで活躍してほしい」と期待。

徳島ヴォルティスには現在、徳島県出身の選手が在籍していないので、地域のレベルアップ、地元選手の輩出にも貢献できそうです。地元選手がいようがいまいが、大塚製薬時代からの地域密着が徳島ヴォルティスを支えていますけどね。「地元出身者がいないのはどうか」みたいな新聞記事がいつぞやありましたが、もう少し取材してから書けばいいのに、という程度のクオリティ。「徳島とJリーグ」というテーマは、この10年間を紐解くだけでもかなり取材しがいがあると思うのですが。