九州リーグ第4節、北九州vs熊本で「目指せJ」対決。ロッソ熊本が3−1で勝利して開幕4連勝。

長崎、沖縄、熊本には及ばずとはいえ、地域リーグで約800人もの観客を集めた「目指せJ」対決。まずはホーム側、西日本新聞5月16日付より。
http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/newwave/index.html

●地元開幕戦飾れず ロッソ熊本戦 サポーター大声援
ニューウェーブ(NW)北九州」は15日、門司区の新門司球技場で首位のロッソ熊本と対戦。今季から一部採用されたホーム・アンド・アウエー方式での地元開幕戦とあって大勢の地元サポーターが声援を送ったが、Jリーグ経験者をそろえた相手に力及ばず、1−3で敗れた。リーグ戦の戦績は1勝3敗。
試合は前半12分、相手フリーキックから失点を許したが、その後は拮抗。終了間際にPKで1点を返し、同点で折り返した。しかし、後半早々に再びフリーキックから追加点を許し、18分にだめ押しの3点目を奪われた。NWもカウンター攻撃からチャンスをつくったが、得点にはつながらなかった。
地元試合だけに約800人の観衆の多くがNWのサポーター。千疋美徳監督は「大勢のサポーターから声援を送ってもらい選手たちも気持ちよくプレーできたと思うが、前後半の立ち上がりをやられた。次は勝つ」と悔しい表情で話していた。
一方、NW応援団「イエローブリゲード」のメンバーの男性(36)は「予想以上に盛り上がった。次の試合はしっかり立て直していい試合を見せてほしい」と奮起を期待していた。

やはりロッソは強かったのか、1−3の敗北です。それでもホーム開催試合の増える今季は、観客を増やすサッカーを観客に見せて欲しいですね。地域リーグで観客800人は立派な数字ですよ。次節はヴォルカ鹿児島とアウェイで対戦、気の抜けない相手です。
続いて、熊本日日新聞5月15日付より。
http://kumanichi.com/rosso/kiji05/20050515.1.html

●九州リーグ 開幕4連勝 ニューウェーブ北九州に3−1
ロッソ熊本は、アウエーの福岡・新門司球技場でニューウェーブ北九州と対戦、3−1で開幕4連勝を飾り、首位の座を守った。
ロッソは開始12分、右45度の位置からMF関光博がFK。これをFW嘉悦秀明がヘディングで角度を変えて先制点を奪った。前半終了間際にPKで追い付かれたものの、後半6分にゴール前の混戦からリーグ戦初出場のDF鈴木祐輔が押し込んで勝ち越し。同18分にはMF河野健一の右クロスに、中央からFW高部聖が飛び込んで鮮やかなダイレクトボレーを決めて試合を決定づけた。
勝ち点数でロッソと並ぶ2位FC琉球は、三菱重工長崎に3−0で快勝、首位との得失点差を「2」に詰めてきた。3位新日鉄大分はV・ファーレン長崎を1−0で下し、開幕から4試合連続の無失点試合。

北九州が熊本に及ばず、ロッソ熊本は首位をキープ。しかし2位のFC琉球も負けずに開幕4連勝中で、両チームの差は得失点差2点のみ。次節はホームながら、3位の新日鉄大分が相手。FC琉球と対戦するまでは、無傷で進みたいところですが負傷者が多いそうで。同紙14日付より。
http://kumanichi.com/rosso/kiji05/20050514.1.html

●15日、ニューウェーブ北九州と対戦 負傷者続出…正念場
開幕4連勝を狙うロッソ熊本は敵地の新門司球技場(北九州市)でニューウェーブ北九州と対戦するが、ここに来て主力に故障者が続出しており、首位キープへ正念場の一戦となる。
ロッソはホーム開幕戦で3連勝を飾ったものの、その後、俊足FW首藤啓祐、トップ下の鎌田安啓、右サイドバック市村篤司、DF河端和哉、控えMF大瀬良直人が相次ぎ負傷した。池谷友良監督も「紅白戦が組めない」と頭を痛めている。
ただ、J1浦和戦(2月)でほお骨を折ったFW町田多聞が戦列に復帰したのは明るい材料。町田は山都町のミニキャンプ(6〜8日)で行われたルーテル高との練習試合でハットトリックを達成するなど相変わらずの得点能力をアピール。「回復度は80パーセントぐらいだけど(北九州戦は)出場のチャンス」と燃えている。

ニューウェーブ北九州戦は記事の心配をヨソに勝利できたわけですが、これ以上負傷者が出るといよいよ厳しくなりそうです。元群馬FCホリコシのFW町田多聞の復帰は明るい材料ですが。ライン裏への飛び出しと、サイドもこなせる器用さでチームに貢献してもらいたいですね。