九州リーグ第7節、鹿児島vs熊本は、ロッソ熊本が2−0で勝利、無傷の7連勝。

熊本日日新聞6月5日付記事とニュース速報より。
http://kumanichi.com/rosso/kiji05/20050605.1.html

●開幕7連勝、首位に再浮上 ヴォルカ鹿児島に2−0
ロッソ熊本はアウエーの鹿児島県姶良総合運動公園で、6位のヴォルカ鹿児島を2−0で下し、開幕7連勝。勝ち点を21に伸ばした。
ロッソは後半22分、MF鈴木勝大からのロングボールをゴール前で受けたMF関光博が右足でゴール。さらに試合終了直前には、左サイドを駆け上がった関のクロスをMF河野健一が折り返したところを、FW町田多聞がボレーでたたき込んだ。
●強くなってきている 池谷監督
「修正点はいろいろあるが、まずは90分ちゃんと走れるようようになっているし、確実に強くなっている。このまま勝ちを続けたい」

負傷復帰のFW町田多聞が2試合連続ゴール。ニュース動画を見る限り、昨季以上に武器になるプレーが増えているような。そしてこれらの動画を見ていて思うのが、ロッソ熊本JFLに対応出来るプレースピードで試合をしていること。まだ将来のハナシですが、選手個々のコンビネーションの向上とチーム全体の成長で、ロッソ熊本は最終的にJで戦えるチームになるでしょうか。1試合ごとに結果を出し、同時に上位カテゴリーに通用するためにチームの成長も考えていかねばならない池谷監督も大変そうです。同時に監督冥利につきる仕事だとも思いますが。
一方、ヴォルカ鹿児島側である南日本新聞6月6日付は。
http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●ヴォルカ、ロッソ熊本に惜敗
ヴォルカ鹿児島は0−2でロッソ熊本に敗れた。ヴォルカは2勝5敗勝ち点7で6位のまま、ロッソは全勝を守り単独首位に立った。ヴォルカは、ロッソに中盤を支配され再三ゴールを脅かされたが、柏野、大久保、松下のDF陣が体を張ったプレーで止め前半無失点。後半も粘り強い守備を見せたが、22分にミスから失点、さらに44分にも追加点を奪われ力尽きた。ヴォルカも再三カウンターからの速攻を見せたが、決定的な好機をつくれなかった。
●DF陣気迫の守備実らず
リーグ首位のロッソの猛攻を耐えに耐えたヴォルカDFラインが、後半なかばに崩れた。5敗目を喫し「優勝」は遠のいたが、「ここ一番の気合の入ったいいゲーム」と選手ら。10月までの長いリーグ戦に気持ちを入れ替える。

最終的に0−2で敗れたとはいえ、高い集中力と気合の入ったプレーに手応えはあるようでなによりですね。

プロ選手をそろえたロッソの攻撃は激しかった。中盤のこぼれ球をほとんど拾われ、再三ゴールに迫られたが、ヴォルカDF陣はラインを上げ、巧みにオフサイドを誘った。「高い位置の守備で攻撃にリズムをつくりたかった」とDF柏野。10を超すオフサイドを取りピンチを未然に防いだ。GK恒松、DF松下、大久保らも体を張った守備。しかし、暑さと疲労から運動量の落ちた後半、2失点を許すと取り返す力はなかった。
「負けはしたが、気持ちを伝えられるサッカーはできた。満足」とチームディレクターの恒松。「選手はまだ伸びしろを持っている。今後も1戦1戦無駄な試合はしない」と前を見る。柏野も「応援が多くて頑張れた。次の地元戦は勝ちたい」と意欲を見せた。

逆にいえば、ロッソより強いチームもそうそうないわけで、この試合でうまくいったことは次節以降にも通用する戦い方になりますよね。今季は体制見直して再出発を図っているヴォルカ鹿児島、なかなか連勝とはいきませんが選手個々のガンバリがまだまだチームを支えて成績を残していると思います。このガンバリが次の試合、そして来季以降にプラスに働いて欲しいですね。