九州リーグ第8節。ロッソ熊本とFC琉球はともに勝利を収め、翌日の直接対決へ。

九州リーグは前半戦の第8、第9節を熊本にて集中開催で行いました。首位を走るロッソ熊本はまず土曜日に沖縄かりゆしと、FC琉球新日鉄大分と戦いました。ロッソ熊本の試合の模様は、熊本日日新聞6月18日付とニッカン九州版6月19日付より。
http://kumanichi.com/rosso/kiji05/20050618.html
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1119142138.htm

●九州リーグ 開幕8連勝 沖縄かりゆしに7−0
首位のロッソ熊本沖縄かりゆしFCを7−0と寄せ付けず開幕以来の連勝を「8」に伸ばした。
ロッソは開始19分、FW町田多聞からの折り返しをゴール前中央で待ち構えたMF関光博が相手DFをかわし先制ゴール。直後の22分にはMF濱田照夫の右からのセンタリングを町田が頭で合わせて追加点を奪った。同33分には右CKからのセットプレーでDF福王忠世のヘディングシュートが決まり3点目。後半は交代出場のFW高部聖がハットトリックを決めるなど4点を加えた。
●決戦へ大きな弾み/ロッソ熊本
FC琉球戦へ、弾みをつける圧勝だ。地元の大声援を受け、沖縄かりゆしのゴールに突き刺したゴールは7。途中出場のFW高部は、後半だけでハットトリックを決めた。「まだまだ、システムなどいろいろ試しながらやっている段階」と、平然といってのけた池谷監督も、FC琉球との対決に「いいんじゃないの。勝った方が上にいく。勝ち点3という結果を残すことが、すべて」と必勝態勢だった。

熊本日日新聞のリンク先から見られる動画シーンは相手が気の毒なほどの圧勝ぶり。まずはキチンと勝ち点3をとってFC琉球との決戦に臨みます。一方のFC琉球についてもニッカン九州版19日付けより。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1119142109.htm

FC琉球・永井が新加入初ゴール
「優勝請負人」がピッチに帰ってきた。V川崎(現東京V)など、Jリーグで活躍したMF永井秀樹(34)が、2位FC琉球のMFとして参戦。3位新日鉄大分戦に途中出場ながら、1ゴール、1アシストを決め、自らの再出発を飾った。
14日にチームに合流したばかりのFC琉球MF永井が、いきなり格の違いを見せつけた。0−0の後半から登場。後半14分、右サイドからセンタリングでFW黒田の先制点をアシストすると、後半44分には技ありループ。「公式戦のゴールはいつか、自分でも分からない」。東京V時代の02年11月30日(仙台戦)以来のゴールとなる自らの復帰祝砲弾で、締めくくった。

ロッソ熊本との決戦を前に、やはり負けられない3位の新日鉄大分と対戦し3−0で勝利。チームに合流したばかりとはいえ、さすが元日本代表MFは格の違いを見せつけたようで。やはり結果が出て勝利に貢献できたことは、チームにも新加入選手である永井秀樹にも良いことですよね。

引退も頭によぎったが、V川崎時代のコーチだった与那城ジョージ監督から誘われ、昨年7月24日のカップ戦以来、約11カ月ぶりの公式戦ピッチに立った。「サッカーは僕の生きがい。ボールを蹴るというのは気持ちいい。自分の仕事は点にからむこと。体調は20%だが、Jリーグという目標に向かって頑張りたい」と汗をぬぐった。
試合後には、大分・明野中で全国制覇を果たしたチームメートで、この日対戦した新日鉄大分の牧隆三コーチとも健闘をたたえあった。
●永井にしてやられた 新日鉄大分
新加入の永井に、してやられた。0−0で折り返したが、永井が投入された後半に3失点。上位2チームとの差が広がってしまった。「(永井の)センタリングはさすが。コンディションが上がってくれば、もっとやっかいな存在になる」と、久保監督も唇をかむしかなかった。

九州リーグのシーズンはまだ半ば、全国地域リーグ決勝大会も視野に入れるFC琉球にとって、頼れるベテラン選手が加わってくれたようです。