V・ファーレン長崎とヴォルカ鹿児島も第8節に対決、ロスタイムに長崎が逆転勝利。

長崎新聞とニッカン九州版のそれぞれ6月19日付から。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/68.html
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1119142298.htm

●V・ファーレン、鹿児島に劇的勝利
V・ファーレン長崎はヴォルカ鹿児島を2−1で下し、5勝3敗(勝ち点15)とした。順位は変わらず4位。
V・ファーレンは前半8分、FW森本がGKのはじいたボールを押し込み先制。42分にヴォルカFW藤田に同点ゴールを許し、1−1で折り返した。後半は両チームともに決め手を欠き、ロスタイムに突入。終了1分前にDF税所の左サイドからのクロスボールをMF小嶺が頭で決め、勝ち点3をもぎ取った。
●小嶺が決勝ゴール/V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎 第2の〝小嶺〟が、チームを救った。日体大卒のルーキー小嶺英二が後半終了直前、初ゴールとなる値千金の決勝ヘッドを決めた。後半4分にフリーで放ったシュートをポストに当てていただけに「あのままだったら、自分のせいだと思った」。県サッカー協会会長で、長崎プロサッカー推進委員長の小嶺忠敏・国見高監督とは遠縁にあたるという。「自分も名前を覚えてもらえるように頑張りたい」と意欲を見せた。

雄敵相手になんとか勝利。PK戦に進めば勝敗が大きく運に左右されるだけに、90分勝利で勝ち点3を得たことは大きな収穫ですね。続いて南日本新聞6月19日付では。
http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●ヴォルカ、Vファーレンに敗れる
ヴォルカは立ち上がりから積極的に攻め込んだが、前半8分、長崎MFのシュートをGK恒松がパンチングしたこぼれ球を押し込まれ先制を許した。42分には左サイドを突破したMF久野が中央に折り返し、FW藤田が同点ゴール。後半は一進一退の攻防が続いたが、終了間際の44分にヴォルカゴール前の浮き球を決められ敗れた。
●攻めに厚み
4連敗のヴォルカだが、試合内容は長崎を上回っていた。選手らは「形はできてきた。1つ勝てば波に乗れる」と19日の前半戦最終戦に意欲を見せた。
攻めに厚みが出てきた。MF諏訪園からのロングボールをFW西に当てる形や、中央の西から右に開いた寺園にゆったりとパスを回し左サイドを駆け上がるMF久野へ出す速いクロスは長崎DFをほんろう。運動量豊富なMF盛田、FW藤田は中盤を駆け回りセカンドボールを奪った。
同点シュートを決めた藤田は「コースも見えていたし落ち着いて決められた。攻めの姿勢がはっきりしているのでやりやすい」。西も「5月のNW北九州との試合では自分が何をしていたか分からなかった。今は動けている」と話す。
チームディレクターのGK恒松は「リスクを冒してでも、攻撃的でスピーディーなサッカーが目標。チームとしての完成度が高まってきた」と評価する一方、「まだ勝ち方が経験不足。勝ち点がほしかった」と渋い表情だった。

どうも「草津甲府」戦のあとだと、鹿児島びいきな心理状態でして。(笑) 自分の心理状態は置いておいても、ヴォルカ鹿児島は内容に手応えがある試合が出来ているようですね。もともと昨季3位の実力あるチームですし、まだまだ期待できそうです。