「宮崎から目指せJ」のNPO法人が活動開始。チーム名など詳細は7月中に発表。

SH772005-06-23

宮崎県で将来的なJリーグ加盟を標榜するNPO法人が活動を始めましたよ。詳しくはそのAC宮崎(仮)公式より。http://www.geocities.jp/frryn021/index.html

●宮崎に市民サッカークラブを誕生させよう!
7月 宮崎県北部にチーム発足 及び 正式チーム名発表!
●AC宮崎(仮)チーム概要
チーム名:正式チーム名は7月に発表致します。
ホームタウン:宮崎県北部 チームカラー:紺/黄
運営・管理団体:宮崎スポーツホールディングス(特定非営利団体
クラブ構成:社会人男子トップチーム

トップページにエンブレムと思われる画像がありますが、まだチーム名は伏せられていますね。現在では仮称としてAC宮崎の名が使用されています。ホームタウンは宮崎県北部だそうですが、延岡市などが中心となる生活経済圏でしょうか。そしてチームカラーが紺と黄とのこと。カラーだけならザスパ草津と完全に重なってしまいますが。また公式HPではNPO法人の概要や選手募集要項などを読むことが出来ます。まずは概要から。

●運営団体 概要
団体名:NPO法人(特定非営利団体) 宮崎スポーツホールディングス
住所:宮崎県宮崎市 設立:2003年

ホームタウンは宮崎県北部だそうですが、運営法人は宮崎市に。このあたりなにか事情があるのでしょうか。チーム設立に際しての表明から注目部分を抜き出して。

●ごあいさつ 〜 AC宮崎(仮称)設立に際して 〜
Jリーグは現在、「Jリーグ百年構想」をスローガンを掲げています。これは百年かけてでもJリーグの各クラブが地域に根差したスポーツクラブのサンプルとなり、スポーツを核としたコミュニティーを構築しようというものです。
特に宮崎は「スポーツランドみやざき」というスローガンを掲げ、スポーツを地域振興の起爆剤としている地域です。ですから、先にのべたJリーグの百年構想こそ、私たち郷土宮崎に適した構想なのではないでしょうか。
宮崎にはあらゆる観点から無限の可能性があると私たちは考えております。特に長年プロスポーツチームのキャンプ地として利用され、整備されてきた環境は日本でも有数のアスリートのための地域だと思います。
ですからこそ、施設はあるのにチームが無いという現状を打開したいと考えています。このハードがあってソフトが無い現状は全国的にも珍しく、サンマリンスタジアムや県総合運動公園陸上競技場等の九州でも屈指の施設が、キャンプ以外に活用も注目も集客もされない現状がそれを表しています。この施設をホームスタジアムとする野球やサッカーの市民球団があればどうでしょうか。県内外を問わず集客できるチームを作り上げれば、宮崎の観光資源との相乗効果で市内外から多くの人を集客し、地域を活性していくのではないでしょうか。

確かに宮崎県はプロ野球やJリーグクラブ、サッカー日本代表もキャンプを行う、日本有数のスポーツチームの合宿地であり、多くのハード(施設)を抱えていますよね。たしかにここに外来ではなく自らのスポーツチームがあって、キャンプ期間以外のシーズン中でも宮崎で試合などが行われれば、施設や地域の活性化にも繋がると思えます。

そこで私たちは私たちの「宮崎のスポーツ文化の向上」という基本理念に基づき、その市民球団の基となるチームを設立・運営し育てていこうと考えました。そこで野球とサッカーという二つの選択肢から、下部リーグからJリーグまで昇格できるサッカーを選び、サッカーの市民クラブチームを設立しました。サッカーはアマチュアとプロの垣根も低く、インターナショナルなスポーツでもあることから将来性にも期待できるスポーツです。

確かにプロ野球球団設立を目指すのは資金や運営組織など巨大すぎるリスクがあり、簡単には動けませんよね。「目指せJ」も苦難の道程でありますが。

市民球団としてJリーグ昇格し地域の経済を活性化するのは勿論、下部組織を設立し将来の日本代表や世界にはばたく選手の育成も考えています。しかし、その夢を現実とする為には、まずは小さな事からコツコツと積み上げ、持続し、その積み重ねがいずれ地域に貢献する大きなムーブメントとなるという事も認識しています。絶えまぬ努力と持続、そして地域の皆さんのご理解と協力を力に夢の実現を目指してまいります。

宮崎県といえば、今季にJFL昇格を果たしたホンダロック、かつてはJFL所属だったプロフェソール宮崎とその後身で、現在は九州リーグに所属するサン宮崎がありますが、このいづれとも関連はな無いようです。そうなるとチーム発足は宮崎県リーグの一番下からか、県リーグ所属のどこかのチームを母体とすることになるのでしょうか。プロフェソール宮崎も運営に苦労されたと経緯もありますし、果たしてどのくらいの規模と戦力で、どのリーグから活動を開始するのか。7月の予定されている発表が楽しみですね。