JFL後期第2節。横河武蔵野FCがHonda FCに勝ち、今季H&Aともに勝利の快挙。順位争いはさらに混戦模様に。

JFL公式より。http://www.jfl-info.net/

JFL後期第2節 7月9日
愛媛FC 1−0 佐川急便大阪SC
得点 78分:加藤毅(愛媛)
3位 愛媛FC佐川急便大阪SCと対戦。試合前に降った雨でボールが動かないピッチ、両チーム共なかなかチャンスを作ることができない。後半唯一と言っていいチャンスをものにしたのは愛媛FC濱岡和久のクロスを金守智哉が折り返すと、加藤毅が頭で決める。上位2チームに迫る貴重な勝星を挙げる。
佐川急便東京SC 2−2 栃木SC
得点 18分:只木章広(栃木)61分:若林学(栃木)76分:馬目茂樹(佐川大阪)87分:冨山卓也(佐川大阪)
2位 栃木SC佐川急便東京SCと対戦。栃木SCは後半途中までに2点のリードを奪うが、76分、佐川東京に1点を返されると終了間際にも冨山卓也に決められて、栃木SCは前節に続いて引き分けに終わる。
流通経済大学 2−4 SC鳥取
得点 46分:加藤広樹流経大)79分:江後賢一鳥取)81分:下屋敷恒太郎(鳥取)82分:江後賢一鳥取)85分:荒井信哉(流経大)88分:増本浩平(鳥取

愛媛が勝利、栃木が引き分けで双方勝ち点35。得失点差で順位は変わらず栃木が2位、愛媛が3位です。栃木は残念な追いつかれ方になってしまったようです。SC鳥取は3連勝。最後の10分あまりで5ゴールが生まれる劇的な展開だったようですね。鳥取は勝ち点を21と、20点代に載せて、佐川3チームに勝ち点差2〜3まで詰めてきました。また今季下位グループから確実に勝ち点をとって自らは下位グループを脱出、勝ち点で10以上引き離したことも来季に向けての好材料になりそうです。一ケタ順位も射程内。

JFL後期第2節 7月10日
Honda FC 0−1 横河武蔵野FC
得点 60分:小林陽介(横河武蔵野
●Honda、前期に続き横河FCに敗れる!
首位 Honda FC横河武蔵野FCと対戦。前期の対戦で横河FCに破れているHondaは、ホームの都田では負けられない一戦。前半から気合が入るHondaに対し、しっかりとした守備からカウンターを狙う横河FC。試合の主導権を握るHondaは、再三、横河FCゴールに迫るがフィニッシュに精度を欠き得点には至らず前半を終了。
後半に入ってもHondaの攻勢は続きボールを支配する。しかし、先制したのは横河FC。60分 Hondaのミスをついて高橋厳一からのパスを小林陽介が押し込んで先制。1点を追う形なったHondaは、その後もゲームを支配、横河FCゴールに迫りチャンスを作る。対する横河FCは全員が最後まで守備の意識を高く保ち続けると、結局Hondaにゴールを割らせることなく試合終了。Hondaは今季、横河FCに連敗しホームでも初黒星を喫す。

Honda FCがホームとアウェーで横河武蔵野FCに敗北、横河武蔵野の粘り勝ちですね。公式で調べると、新JFLになってからHonda FCがH&Aで連敗したのは、99年と00年の横浜FC、03年の佐川急便大阪SC以来ですから、素晴らしい結果ですね。これで首位の勝ち点は36のまま、7位の横河武蔵野FCまで勝ち点差6。混戦に拍車がかかっています。

ソニー仙台FC 2−0 アローズ北陸
得点 78分:高野和隆(北陸)87分:嵯峨克修(北陸)
YKK AP FC 4−2 佐川印刷SC
得点 2分:安部雄二郎(佐川印刷)19分:濱野勇気(YKK)32分:山本健二佐川印刷)52分:濱野勇気(YKK)61分:岸田裕樹YKK)64分:長谷川満YKK

ソニー仙台アローズ北陸の上位陣直接対決は、ソニー仙台に軍配。アローズの連勝は6、無敗記録は7でストップしてしまいました。ソニー仙台は首位と勝ち点差1の4位、アローズは6位に後退。次節からの愛媛、YKK、Hondaとの連戦をどうのりきるかでしょうね。YKK佐川印刷との点の奪い合いを制して5位に浮上しました。

ホンダロック 2−3 FCホリコシ
得点 9分:澤村憲司(ロック)23分:水永翔馬(ロック)70分:小松原学ホリコシ)87分:片桐淳至ホリコシ)89分:藏川洋平ホリコシ

FCホリコシは2点をリードされる苦しい展開ながらも、小松原、そしてレンタル移籍加入後さっそく起用の片桐淳至が同点弾。ロスタイムに蔵川キャプテンのFKで逆転したのだとか。やはり蔵川のFKは屈指の危険度ですな。昨季も0−3でリードされていたアローズ北陸戦でロスタイムに3−3に追いついたのは、蔵川のFKでしたからね。

三菱水島FC 3−8 デンソー
得点 20分:村田教生(デンソー)36分:加藤知弘(デンソー)42分:伊藤智弘(デンソー)49分:加藤知弘(デンソー)53分:曽根祐一(三菱水島)63分:西村俊寛デンソー)73分:小佐部正啓(デンソー)76分:渡辺勇気(三菱水島)78分:檜垣信義(三菱水島)89分:中島礼司(デンソー)89分:加藤知弘(デンソー

えーと。デンソーが4点とって、1点返されて、2点とって、2点返されて、2点とった試合なんですね。最後の約10分間で5ゴール、後半ロスタイムに2ゴールてのはどんな試合だったのでしょうか。三菱水島FCはこれで連敗が10になってしまいましたね。
三菱水島FCも中国リーグを代表する強豪チームで、ホンダロックも同様に激戦の九州リーグを制した立派なチームです。それがJFL昇格1年目はともに苦戦続きですから、上位カテゴリーに昇格して戦うことの難しさ、厳しさを感じます。全てが勉強の1年目だと思いますが、なんとかガンバレ。