J's GOALにてアビスパ福岡戦のプレビューがアップ。

SH772005-07-12

J's GOALより。J's GOALのプレビュー担当者はレベルの高低があるのですが、チームの順位とは違い草津の担当、伊藤寿学さんは「高」のほうで良かった良かった。ザスパ草津情報の70%(当社比)を世間に発表している伊藤さんだけに、チーム取材も交えたありがたい記事になっています。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-07/00021310.html

【J2:第21節 草津 vs 福岡 プレビュー】
サイドの攻防は、「攻」の福岡、「防」の草津群馬県敷島公園陸上競技場の「こけら落とし」の勝敗の行方は?
草津にとって今節・福岡戦は、第2の開幕戦と言うべき一戦だ。芝生の張り替えなどの改修工事が終了した群馬県敷島公園陸上競技場の「こけら落とし」となるナイトゲームは、「インパクトナイター」と題され、多くのイベントが用意されている。ホームタウン・前橋市は、この日に合わせて、縦16M横18Mのビッグフラッグを製作。ザスパブルーの大旗が試合前のスタンドを盛り上げる。

ザスパ草津のJリーグ初ナイターともなったこの試合、各種のイベントに加えて、胸スポンサー様であらせられるところのベイシア様がプレゼント企画も行ってくれるそうで。詳しくはザスパ草津公式より。
http://www.thespa.co.jp/top.html

●IMPACT ! NIGHTER「ファーストインパクト」〜ベイシアスペシャルマッチ〜
ザスパ草津では7月13日のIMPACT! NIGHTER「ファーストインパクト」となるホームゲームをベイシアスペシャルマッチとして、たくさんのイベントや豪華賞品の当たる大抽選会などの開催いたします。
1)午後4時から先着500名様にキャベツをプレゼント(JA嬬恋村提供)
2)Jリーグ百年構想メッセンジャー「Mr.ピッチ」がやってくる!(写真撮影などのふれあいイベントを予定)
3)高木政夫前橋市長よりサポーターへのビッグフラッグ贈呈式(試合開始前)
4)全米エアロビクスチャンピオンシップに日本代表として出場したキッドビクスのメンバーGYMNA(ジムナ)によるデモンストレーション(試合開始前)
5)ベイシアスペシャルマッチ 大抽選会実施

「Mr.ピッチ」はじめて群馬にクルー!! ビッグフラッグ贈呈式も予定どおり行われることになり、ある意味開幕戦より豪華かもしれませんね。この試合を「ファーストインパクト」と銘打ったとおり、ザスパ草津の仕切りなおし開幕戦と意図しているようですね。

この記念すべきゲームの相手として、福岡は本当に嫌なチームだ。前回の対戦での印象があまりにも強烈過ぎるからだ(第6節・福岡4−2草津)。予想に反して2点を先制した草津に待っていたのは、想像を超える福岡の猛攻だった。両サイドをズタズタに切り裂かれ、あっという間の4失点。あと2、3点追加されてもおかしくない一方的な展開。ボクシングのルールであれば、間違いなくタオルが投げ込まれていただろう。「一番、強いと思う。なんで2点取れたか今でも不思議」とは吉本の言葉だ。

対福岡2得点の頼りたいFW吉本淳本人が「今でも不思議」てのも香ばしいですが、カウンターとCKから2−0と望外のリードを得たものの、その後は公開処刑モードでしたからね。その前週に徳島ヴォルティスからJ初勝利を挙げ、草津にも雲間から光が見えた矢先にモンスーン級の大惨敗。混迷が始まったキッカケの試合だとも今は思えます。その相手が「仕切りなおし・ホームスタお披露目」の相手というのは正直避けたかったところ。

しかしながら、草津も15節以降は、変化が現れている。特筆すべきは、最近5試合の戦績が2勝1分け2敗の勝ち点7で、勝ち点4(1勝1分け3敗)の福岡を上回ること。福岡は、中村がWユースで不在だったことや、外国籍選手の怪我、出場停止が響いた。だが、アレックスが復帰した前節・徳島戦では、それまでの足踏み状態が嘘のような戦いをみせ完勝。悪い空気を払拭してアウエー草津戦を迎える。特に、豪快なミドルシュートを決めた松下(前橋育英高出身)は、気分良く地元へ乗り込んで来るだろう。

ここ最近の試合の通算では草津が上回るものの、記事通り草津を圧倒した徳島を、その翌週に完勝。テレビ観戦しましたが福岡はあきらかにチームが上向きですよ。まあ、第1クールは2−0の段階で、疲労著しい選手たちを引っ張って為すすべなく4失点になった部分もあると思いますので、手塚監督には的確な選手交代もお願いしたいところです。

ゲームのポイントは、サイドの攻防。とは言っても、福岡の「攻」、草津の「防」という構図だ。福岡のサイド攻撃に草津がどう対応するか。草津・手塚監督は「FWと両サイドハーフで囲んで、高い位置でボールを奪いたい」と話すが、前節の福岡の攻撃を見る限り、自陣深くまで押し込まれることは覚悟しなければならない。また、グラウシオの縦の動きにもケアが必要。草津は、DF小川が累積で出場停止。代役は小田島と思われるが、小田島、齋藤、籾谷の3バックは初めての組み合わせだけに、不安も残る。

前節のイエローで頼れるベテランDF小川雅己が出場停止なんですよね。痛すぎる。ただ出場予定の小田島ことオダジーなら大丈夫だと思っています。DFの控えは依田会長か佐田くんか。チーム全体でどう福岡の攻撃を凌ぐか。前線の樹森や吉本、酒井や寺田にもかなり守備に走ってもらうことになりそうです。
前回の対戦との違いといえば、樹森と齋藤の存在もあります。特に草津の守備に安定をもたらしてくれた齋藤竜に掛かる期待は大きいですよ。セレッソ大阪では守備固めに投入された直後に、本人とは関係ないところでチームが失点してしまったりして「齋藤(笑)」とネットでは呼ばれたようですが、草津にとっては「齋藤(神)」ですかね。

前節・山形戦をドローにした草津は、福岡戦でも後半まで粘りたいところ。ここ2試合は籾谷、寺田といった伏兵がゴールを奪うなど、経験を積むことでチームの底上げが進む。今節は、山形戦で足を引きずる仕草を見せていた高須の状態が気がかり。欠場ならば、先日サテライトから昇格したばかりのルーキーMF後藤にもチャンスがめぐってくるかもしれない。この重要なゲームで、新たな伏兵が登場するか、楽しみでもある。

この記事の起稿時点では、まだ高須洋平の負傷情報は伝わっていなかったのですね。高須の不在を埋めるのは誰でも難しいと思いますが、確かにサテライトから昇格したての新卒選手、後藤涼くんの起用もポジション的にはありですね。でも山崎渡や小久保アニキの方が安心度は高いですかね。でも伏兵ですからね・・・御給くんを推しますね。新加入の彼もそろそろチームに慣れてきたころでしょうし、ふたたび起用してあげたいと思います。高さ対策でも有効だと思いますが。

今節のゲームは、すでにS席が完売。平日のナイターだが、草津のホームゲームとしては今季最多の入場者数になるのは確実。大舞台に強い男・山口は「多くの人が来てくれれば、やっぱり燃えてくる。確かに福岡はしっかりとしたサッカーをやってくるが、今季のJ2は混戦。やってみなきゃ分からないよ」と笑みをみせる。前回の対戦では力の差を見せ付けられたが、今回は「インパクトナイター」というタイトル同様に、草津が福岡に衝撃を与える可能性は十分にある。

かなり招待券も配ったようですし、ホームスタジアムのお披露目ですから、まずは良い試合を。最下位脱出だって夢ではない状況なんですからね。山形戦同様に第1クールとは違う粘る戦いをしてもらいたいです。第1クールの惨敗が「ファーストインパクト」で、今回が「セカンドインパクト」とかならないように応援しますよ。ほとばしる熱いパトスで。オチたかどうか確認しないまま終了。