SC鳥取の練習場整備のために、島根県企業が芝刈機を無料貸与。

山陰中央新報7月21日付より。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/104007006.html

●安来の企業がSC鳥取に芝刈り機無償貸与
安来市穂日島町の島根県立中海ふれあい公園(仮称)建設予定地を練習場にして日本フットボールリーグで戦う米子市SC鳥取に、安来市の建設会社から乗用芝刈り機が無償貸与され二十日、チーム関係者が芝刈り作業をした。安来市の仲立ちで実現したもので、スポーツ分野でも中海圏域連携の機運が芽生えた。

越県なれど鳥取県米子市は県最西部の都市で、安来市島根県の最東部で隣接しています。貸与を決めてくれた地元企業も、仲立ちしてくれた市行政も素晴らしいですね。

芝刈り機を提供した同市安来町の平井建設と、SC鳥取の運営を委託されているNPO法人やまつみスポーツクラブとが覚書を交わした。一年契約で、自動更新できる。機械の維持管理は同クラブが担う。
SC鳥取は二〇〇三年秋から、八ヘクタールに競技場用の芝が植えてある中海に面した公園予定地の南工区を、練習場に使用。雑草が伸びる六月以降は本格練習ができないため、芝刈り機を借りてグラウンド整備していた。
機械搬入に不便があることを知った安来市の島田二郎市長が貸し手を探しに乗り出し、三年前から公園予定地の芝刈りを所有者の県から請け負っていた同社に協力を要請。快諾された。
同社の平井幸範社長(68)が「山陰は一つ。米子のチームなので強くなってほしい」とエールを送れば、SC鳥取の塚野真樹ゼネラルマネジャー(34)は「自分たちのできる範囲で使えるようになり、うれしい」と喜ぶ。
島田市長は「Jリーグのキャンプ場に、との話もある。南工区を暫定的にも使ってもらえることは今後、北工区を含めていろいろな使い方ができる証明になり、県境を越えた交流のきっかけにもなる」と期待する。

建設予定の公園をJリーグキャンプ地に、という構想もあるのですね。ともあれクラブ活動地域の企業や行政の支援はありがたい限りですし、クラブに信用度と実績、知名度あってこそ。これからもガンバレSC鳥取