東海リーグ2部第4節、FC岐阜vs佐川中京の首位攻防戦はスコアレスドローに。

FC岐阜公式より。http://www.fc-gifu.com/
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●東海リーグ2部第11節 7月24日(13:00/浅中公園多目的広場/437人)
FC岐阜 0−0 佐川急便中京SC
前節で4連勝と、守備、攻撃と、形がはっきりしてきたFC岐阜。今節は、超満員に膨れ上がった浅中公園に、佐川急便中京S.Cを迎えての首位攻防決戦。トップで東海1部へ昇格するためにも、勝ち点3を得ておきたいところ。
陣形は、4-4-2。23平岡をリベロに置き安定感を増したDFラインに、運動量豊富な4枚のMF。そして、15森山・24西脇の日の丸を背負った経験を持つ豪華2トップ。
なかでも、相手の長所である中盤には、攻守にバランスの取れた選手を配置。主導権を握るように献身的な中盤構成で挑んだ。
基本はいつものように、サイド攻撃。失点しないことに重きをおきながらも、両サイドバックまで含んだ重厚な攻撃で相手を崩す。そして、決めるべきチャンスに、的確にゴールへと結びつける意識を持つようにと、試合前、勝野監督の指示があった。
しかし、前半25分。相手のパス回しで崩され、強烈なシュートが放たれてからは、佐川急便の攻勢。40分には、相手左サイドから、技ありのシュートがクロスバーを直撃。44分には右サイドからのクロスをシュートされるなど、ゴールを脅かされた。GK曽我部が活躍を見せ、なんとか無失点に抑えたが、危険なシーンが度々訪れた。
後半、FC岐阜は少しずつボールを支配し始める。相手の攻撃は、7分に波状攻撃から右サイドシュートを打たれたのみ。その後は2高木敦、23平岡、11高木政、29津島のディフェンスラインが攻撃をしっかりと防ぎ、相手にシュートを打たせない。
ペースを掴み始めた14分。速攻からチャンスを得る。わずかにオフサイドの判定となったが、北村から西脇へと出された、絶妙スルーパスに会場は大いに沸く。
16分には、ゴール前へ送られたパスを森山がダイビングボレーシュート。その後も、西脇や、森山との交代で投入された9山川のドリブルで相手を崩す。また、29津島や25北村などの攻撃参加も見られ、FC岐阜らしさを取り戻す。
終了間際の43分。北村が倒されて得たフリーキックのチャンスも、枠を外すなど、最後まで得点をあげられなかったFC岐阜。首位での昇格を目指すためにも、勝ち点3が欲しい試合だったが、スコアレスドロー。前回対戦と同じように、攻め続けながらもゴールを割れなかった展開に、歯がゆい思いを抱いたサポーターも少なくなかった。

前半はまず攻勢に出てきた相手を受け止め、疲労させた後半に反転攻勢を仕掛ける展開だったようです。惜しらくはその後半に得点できなかったことでしょうね。この引き分けで3位に落ちてしまいましたが、1位2位との勝ち点差はわずかに1。まだまだ心配する状況ではありません。

●勝野監督のコメント
満員のサポーターには、申し訳ないと思う。勝たなければいけない試合という意味では、結果が残せずダメだった。かといって、負けているわけではないし、自力での昇格も残っているので、この結果は前向きに捉えたい。
平岡の加入効果があって、守備は安定感が出てきた。しかし、攻撃では、足元のパスが多く、相手を越えるようなパスを供給できなかった。完璧に崩しきることができず、相手の徹底したマークに嵌ってしまった格好となった。
サイドに起点を作ること、また、どんな敵であろうと攻めの形を作ることを意識して、この1ヶ月を見直しの期間に充てたい。次の直接対決でひっくり返せるので、その試合に集中し、必ず、勝利に結びつける。

新加入の元JリーガーDF平岡選手がさっそく守備に貢献してくれたようでなによりですね。陣容的にはさらにチーム力のアップが期待できるFC岐阜だけに、1ヶ月間の中断期間でのチーム力向上が楽しみです。そしてさらに元JリーガーがFC岐阜に入団しています。それは次のエントリーで。