現在6位のヴォルカ鹿児島は6−1で3連勝、次節は5位NW北九州に迫る。

南日本新聞8月1日付より。
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●九州リーグ第13節 ヴォルカ3連勝、藤田がハット
九州リーグ第13週は31日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場など九州各地で5試合があり、ヴォルカ鹿児島海邦銀行SC(沖縄)に6−1と快勝した。ヴォルカは今季初の3連勝で6勝目(7敗)、6位は変わらず勝ち点を19に伸ばした。
激しい雷雨の中、ヴォルカが豊富な運動量で序盤から猛攻をかけ、前半で試合を決めた。9分にDF川邉のロングボールにFW藤田が頭で合わせ先制、21分にはGK柳元のゴールキックを受けた藤田が流し込んだ。
藤田は41分にも得点しハットトリックの活躍。他にも26分にMF盛田、36分に川邉、44分にFW西が決め大差を付けた。試合終了直前、セットプレーから失点したものの、前線からのプレスが機能し前半はシュートを打たせず、後半もシュート4本に抑えた。
●攻めの意識浸透
前半で6得点と圧倒的な攻撃力を見せたヴォルカが3連勝と波に乗ってきた。好調の要因は“攻め”に対する意思統一ができてきたことだ。相手の海邦銀行は守備重視のチーム。先制点がかぎを握っていたが、前半9分で流れを引き寄せた。ハットトリックを決めたFW藤田は「いい時間帯に落ち着いて取れた。点差をつけて勝てたことは大きい。みんなのパスがよかったし、FWの仕事ができた」と表情を緩める。
一方、3試合ぶりに失点したが、DF陣の安定感も増している。センターバックの松下は「前線からプレッシャーをかけてパスコースを切ってくれるので守りやすい」とチームとしての守備を強調。「意思疎通ができて余裕があるから、守備をしながら攻め上がるための空いているスペースを探している」と話す。次節からは上位との対戦が続く。攻守に歯車がかみあってきたヴォルカの真価が問われる。

ともすれば大崩れも考えられるような今季の周辺状況でしたが、キッチリ立て直してきて3連勝。7位海邦銀行に勝利して勝ち点差は9に開きました、これ以上下位に落ちることはもう考えられませんし、あとは上がるだけですね。