V・ファーレン長崎は3位新日鉄大分を破り4位浮上。

長崎新聞8月1日付より。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/84.html
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/85.html

新日鉄大分に競り勝ち4位に
V・ファーレン長崎は、新日鉄大分と対戦し、2―1で勝利。9勝4敗(勝ち点26)の4位に浮上した。
V・ファーレンは前半10分、相手のバックパスミスをMF小嶺が左足で豪快にけり込み先制。同15分、MF田尻が右サイドから上げたクロスボールをFW森本が頭で決め2―0とした。同23分に新日鉄FW長木に1点を許し2−1。後半は両チーム譲らず、最後まで運動量が落ちなかったV・ファーレンがそのまま逃げ切った。
●教訓生かし上位に連勝
勝利を告げる笛。岩本文昭監督は植木総司コーチとがっちり握手を交わし、誇らしげな表情でピッチの選手たちを見詰めた。そして思った。「まだ火は消えていない」
5月のホーム開幕戦。リーグ最多の約6200人の観客が見守る中、V・ファーレンは新日鉄大分に敗れた。スコアは0−1だが、一方的ともいえる試合内容。ボールへの執着心、ゲーム運びなどすべての面で劣っていた。あれから約2カ月半。V・ファーレンは全く別のチームになった。
序盤は押されたが、前半8分、MF小嶺が放ったチーム1本目のロングシュートをきっかけに、ゴールに襲いかかった。先制点は相手のバックパスのミスにつけ込んだ。やみくもに前に攻めるのではなく、右サイドのMF田尻が一度後方にドリブルし、相手DFの穴にボールを送って2点目。ゴールへの積極性、すきを見逃さない攻撃―教訓は生かされていた。
上位2チームがJFL昇格を決める地域リーグ決勝大会に出場できる。V・ファーレンが地力で2位以内を確保するのは不可能だが、上位のつぶし合い次第では、かすかに可能性が残っている。
前節のFC琉球に続いて強豪を破り、勢いに乗るV・ファーレン。「最後の一戦までこのサッカーを続けていかなければ」。MF原田は言う。

1位ロッソ熊本との勝ち点差は13、2位FC琉球とは7。残り5試合で1位を捉えるのは困難ですが、直接対決で勝利したFC琉球を上回る可能性はありますからね。上位4チームの中ではもっとも始動が遅く、チーム発足1年目でのよくぞここまでの健闘だと思います。記事にもあるとおり、最初はチーム錬度の差があった新日鉄大分やFC琉球からも勝ち点がとれるようになってますからね。1戦1戦を大事に戦ってもらいたいです。