九州リーグ第14節。ロッソ熊本は14連勝で地域リーグ決勝大会出場権を獲得。

SH772005-08-08

ニッカン九州版8月8日付より。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1123501053.htm

ロッソ熊本、早くも全国切符
首位ロッソ熊本が早くも全国切符を手に入れた。新日鉄大分戦で後半ロスタイムに2ゴールを奪う大逆転劇を演じ、開幕14連勝。4試合を残して全国地域リーグ決勝大会(11月25日開幕、熊本県ほか)に出場できる2位以内を確定させた。
0−1で残り時間は3分。今季初黒星目前でまずはMF関光博(23)がFKをたたき込んで同点。その直後、左から右へ大きく展開したボールをDF福王忠世(21)が折り返し、最後はDF河端和哉(23)が頭で押し込んだ。「最後まであきらめないロッソのサッカーができた」と、勝利への執念が奇跡を呼び込んだ。
池谷友良監督(43)も「この勝ち方は自信になる」と、Kyuリーグ制覇への手応えを口にした。この日は東北リーグのグルージャ盛岡から偵察を受けた。ロッソも今後、関東など他リーグの偵察活動をスタート。JFLをかけた戦いはもう始まる。

公式で映像を見ましたが、PKを止めたものの今季初の流れの中で先制され、後半ロスタイムに2得点で劇的逆転勝利。最後まであきらめず、わずかな時間の流れをつかんでの見事な勝利でした。敗れたとはいえ、ロッソ熊本を最後まで苦しめた新日鉄大分も、さすが3位のチームらしい戦いぶりでした。グルージャ盛岡から偵察、ロッソも各地域の強豪のデータ集めと、情報収集部分も本格始動、熱が入ってきています。このまま順当に進めば、ロッソ熊本に加えてFC琉球グルージャ盛岡地域リーグ決勝大会に上がってきそうです。決勝ラウンドに進めてもJFL昇格は2チーム。しかし愛媛FCがJ加盟を果たせば、JFL昇格枠は3となります。個人的には愛媛FCと「目指せJ」に頑張って欲しいところですが。でも企業サッカー部もなかなかどうして、この試合の新日鉄大分のような好チームもありますから、難しいところです。ともあれ短期間での連戦が続く決勝大会、総合力勝負でしょうね。