第85回天皇杯、JFL勢は11チームが参戦決定。ソニー仙台がまさかの県予選敗退のニュースも。

SH772005-08-29

詳しくはJFL公式より。http://www.jfl-info.net/
http://www.jfl-info.net/topics/topics_details.php?tcd=106&ycd=2005

JFLチーム関係の、天皇杯出場チームを決定する大会の結果について
●第10回富山県サッカー選手権(8月28日)
アローズ北陸YKK APが対戦。10年連続で対戦する恒例のカードは両チーム激しい戦いが展開される。前半、YKK長谷川満の得点で先制。後半に入り57分、アローズは退場者を出して1人少ない苦しい状況となると、YKKが70分にも堤健吾が追加点を挙げリードを2点とする。決まったかに見えた試合は、アローズが意地を見せ82分、石橋直希のぺナルテーキックで1点差に詰め寄ると、終了間際には三好拓児の得点で追いつき延長戦へ。延長に入り気持ちで優位に立つアローズは、石橋直希の得点で勝ち越すと試合はそのまま終了。アローズが3年連続9回目の天皇杯出場を決めた。

JFL関連の天皇杯ニュースで毎年もっとも熱いと云えるのが、果てなく続くかに思えるYKK AP FCアローズ北陸富山県代表決定戦。アローズ北陸が劇的な勝利によって3年連続で県代表の座を勝ち取っていますが、リーグ戦では毎年YKK AP FCのほうが上位でシーズンを終えています。やはり直接対決は特別な意味合いがあるのかもしれませんね。今年も白熱の好勝負になっていますし。アローズ北陸は順調に進めば、3回戦は湘南ベルマーレとの対戦になります。

●第10回東京都トーナメント(8月28日)
佐川急便東京SC横河武蔵野FCJFLチーム同士の対戦となった決勝戦は、佐川東京が前半5分に山本正男のゴールで先制する。しかし10分に横河FCも熊谷寛のヘディングシュートで追いつく。天皇杯という特別な大会の代表を勝ち取りたい両チームは、その後も一進一退の攻防を繰り広げ、試合は1−1のまま延長戦へ。試合を決めたのは佐川東京大久保哲哉がヘディングでの落としたボールを、交代で入った堀健人が巧みに左足で蹴りこむ。結局、2得点に絡んだ大久保哲哉の高さに敗れた横河FC。佐川東京天皇杯の3年連続4回目の出場を決めた。

これまたJFL同士の対決となった東京都代表決定戦。3年連続で都代表となった佐川東京には、昨季のジュビロ磐田戦(2−3)のような活躍を期待したいです。その試合2失点のジュビロGKが現在ザスパ草津にレンタル移籍中の岩丸くんだということは、みなさん無理に思い出さなくても結構ですのよ。ちなみに佐川東京は前回大会ベスト8のコンサドーレ札幌と同じブロックです。

●第10回愛知県サッカー選手権大会(8月27日)
デンソーは佐川急便中京と対戦。前半先制したデンソーは、後半にも追加点を奪うと、相手の反撃を1点に抑え11回目の出場を決めた。

前回は愛知県代表の座を中京大学に譲ってたデンソーですが、今年はキッチリ代表に返り咲き。来季はNPO運営の市民クラブ化、とか報道もあったそうで、デンソーは1試合でも多く勝ち進んでいただきたいです。昨季、ザスパ草津JFLリーグ戦、初スタンド観戦の相手がデンソーでしたので不思議な愛着が沸いています。はるばる刈谷からお越しのサポさんのトランペットも。

●京都FAカップ2005第10回京都サッカー選手権決勝大会(8月28日)
佐川印刷SCASラランジャ京都と対戦。前半に2点をリードした佐川印刷が後半にも2点を追加、相手の反撃を1点に抑え2年連続3回目の出場を決めた。
●平成17年度鳥取県サッカー選手権決勝大会(8月28日)SC鳥取は境高校と対戦。前後半立ち上がりに得点を挙げた鳥取は、後半境高校に1点を返され2−1となるが、危なげなく6年連続8回目出場を決めた。
●2005愛媛県サッカー選手権大会(8月28日)愛媛FCは弟分、愛媛FCユースと対戦。後半に実力の違いを見せた愛媛FCは6点を挙げユースに快勝。7年連続7回目の出場を決めた。
●第9回宮日旗・NHK杯宮崎県サッカー選手権大会(8月28日)
ホンダロックは宮崎産業経済大学と対戦。前半こそ苦戦するものの後半4点を挙げ6−1で2年連続5回目の出場を決めた。

順当勝ち抜け4チーム。愛媛FCは3回戦まで進めばザスパ草津と。「J2プレ2006」でしょうね。草津も引き締めてJ2最下位vsJFL首位には差があることを見せつけないと。差が無いと今季の苦労まで無駄になりそうなので、がんばれザスパ草津。高校生に負け→J王者に9人で勝ち→・・・オチはいらないからね。

残念ながら天皇杯出場を逃したのは、仙台大学に2−3で敗れたソニー仙台FC桃山学院大学に2−3敗れた佐川急便大阪SC筑波大学に1−5敗れた流通経済大学です。
この結果、すでにJFLシードで出場を決めている栃木SCHonda FCと、都道府県予選を勝ち抜いた、愛媛FC佐川急便東京SCFCホリコシアローズ北陸佐川印刷SCSC鳥取デンソー三菱水島FCホンダロックの合計11チームが9月17日開幕の第85回天皇杯に出場します。

ソニー仙台がまさかの敗北、ソニー仙台vsベガルタ仙台の仙台ダービーが夢と消えてしまいました。そして前回も大阪府代表になっていた桃山学院大学は強いんですね。佐川大阪は決して弱いチームじゃないのに。流経大はスコアほど内容に差はなかったそうで。来季ガンバレ。また三菱自動車水島は8月14日に県代表の座を得ていました。JFA公式より。
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=2851

●第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会 岡山県代表決まる(05/8/14)
8月14日(日)に岡山県で決勝戦が行なわれ、優勝チームが都道府県代表として天皇杯出場を決めました。
都道府県大会決勝戦結果 岡山 第25回岡山県サッカー選手権大会 
三菱自動車水島FC 3−0 ファジアーノ岡山
三菱自動車水島FC天皇杯2年連続7回目の出場)

「岡山から目指せJ」ファジアーノは残念。三菱水島の貫禄勝ちでしょうか。天皇杯1回戦の相手はロッソ熊本、双方のとって来季の仮想敵との対戦となりました。1回戦最大の注目カードだと思います。ともあれJFLの11チームには昨季のザスパ草津FCホリコシと同様、Jチームとの対戦まで進んで見事金星といってもらいたいところ。個人的にはちょっと愛媛FCにはご遠慮いただきたいのですけれどもね。