高崎経済大学附属高校MF吉岡聡選手、J2横浜FCに入団。

上毛新聞1月12日付より。この日のスポーツ別刷版のトップ記事でしたよ。

●サッカーMF吉岡聡横浜FC入団へ
高経附高サッカー部のMF吉岡聡が、今季からJ2の横浜FC入りすることが内定、11日に同校でチーム関係者を招いて仮契約を結んだ。吉岡は昨年の岡山夏季国体で準優勝したサッカー少年男子本県選抜チームの主力選手として活躍したほか、同校主将として昨年の高校選手権県予選4強入りに貢献した。吉岡は「一日も早く公式戦に出場して、得意な左足のキックでゴールを演出したい」と抱負を語った。
吉岡聡(よしおか・さとし)選手プロフィール
1987年7月6日生まれ。榛名七小−榛名中−高経附高。小学3年の時、里東SSSで競技を始める。173㎝、62㎏。

高校選手権の準決勝、前橋育英戦でのプレーを見ましたが、クロスバー直撃など精度の高いFKとパス、加えて運動量のある有望選手ですよ。アルビレックス新潟に入団が決定している前橋育英キャプテン田中亜土夢くんとの「背番号10キャプテン対決」は優劣つげがたい好パフォーマンスの応酬でした。
実のところザスパ草津に入団が内定しており、1月5日付の上毛新聞「植木ザスパ早くも始動」という記事で使われている写真で、選手たちのランニング風景が写されているのですが、写真ド中央には吉岡くんの姿が。将来の司令塔候補だと思ったんですけどねえ。

●目標のカズに「教えてほしい」
武器は左足から繰り出す精度の良いキック。昨年の岡山夏季国体で、ボランチとしてセットプレーなどで好プレーを見せ、横浜FC関係者の目に留まった。しかし、別のJ2チームからもオファーを受けており、悩んだ末に12月にチームの練習に参加。練習の雰囲気が良かったことなどから、入団を決意した。
あこがれの選手でもあり、現在豪・シドニーFCにレンタル移籍中のFW三浦知良が在籍していることも入団を後押しした。「今まで目標にしてきた選手。お会いできたら海外クラブの話やサッカーに対する姿勢などを教えてほしい」と目を輝かせた。
関口部長は「パス、キックの精度が良く、MFならどのポジションでもできる」と実力を高く評価。さらに「早くチームに溶け込んでもらって、ポジションをつかみ取ってほしい」と将来性だけでなく、即戦力としても期待を寄せた。
早ければ20日の合同練習からチームに合流する。同校出身のJリーガーはJ2湘南ベルマーレ石原直樹に続いて2人目。同校の田中則久監督は「これからが本当の勝負。少しでも上を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。本県のJ2ザスパ草津の対戦相手として地元に凱旋(がいせん)する日を目指して、吉岡の新たな挑戦が始まる。

記事の締めくくりにあるとおりプロスポーツ選手の世界は「挑戦」ですよね。Jリーグは高卒ルーキーが容易に成功できる世界ではありません。練習環境や設備、出場機会など色々な条件を考えると横浜には横浜の厳しさ、草津には草津の難しさがあると思います。その両方を考えて答えを出した吉岡くんの決断と挑戦を祝福したいですよ。
吉岡くんは今回ザスパ草津とは縁がなかったわけですが、群馬県出身のJリーガーが増えることにマイナスはないですし、伸張著しい母校・高経大附属高校の後輩たちのためにも頑張ってもらいたいです。まずは今季、横浜FCでポジション獲得、敷島の試合で出場出来るようにガンバレ。ただ試合ではあんまりFKを蹴らないでね。

追記。「吉岡聡?」と書かれている、はてな横浜FC応援ブログ「ウタカタノヒビ」のid:tatsumineさんにトラックバックしておきますです。吉岡聡くんも応援してあげてくださいませ。