全国高校サッカー選手権、優秀選手に前橋商業からDF糠谷祐真とGK土田健太が選出。

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地元紙上毛新聞1月11日付より。

●全国高校サッカー 前商の糠谷得点王
第83回全国高校サッカー選手権最終日は10日、国立競技場で決勝を行い、0―0のまま延長を終えてPK戦となり、鹿児島実(鹿児島)が市船橋(千葉)を4―2で下し、9大会ぶり2度目、単独では初の高校日本一に輝いた。
通算4ゴールを挙げた前橋商のDF糠谷祐真が、盛岡商(岩手)の福士、鹿児島実(鹿児島)の山下といったストライカーと並び大会得点王に輝いた。首都圏開催となった第55回大会以降、県勢では第67回大会のFW桑原賢治(当時前橋商)に次ぐ快挙。「正直うれしい。チームみんなのおかげです」と喜ぶ。

前橋商業の中心的DFの糠谷くんが得点王と優秀選手に選出。セットプレーでの攻守にわたる貢献が、得点王というひとつの結果に結びついて良かった良かった。

今大会はFW石関聖主将に代わり、キャプテンマークを巻いた。精神的支柱としてだけでなく、プレーでもチームをけん引した。同校を15大会ぶりの8強進出に導く活躍。大会前はノーマークに近かったが一躍全国区となった。高校卒業後は東海大に進学する予定。将来的にはJリーグ入りを目指している。「これからまだ頑張れば、上に行けると思う」。手にした“勲章”を励みに大型DFはさらなる飛躍を誓った。

前橋商業サッカー部から東海大へ進学の先輩としてはザスパ草津の鳥居塚キャプテン(前橋商業東海大学→コスモ四日市コンサドーレ札幌図南SCザスパ草津)と今季からザスパ草津に加わるDF柳沢宏太(前橋商業東海大学ザスパ草津)がいる。また高校は違うがMF小久保純(前橋育英東海大学モンテディオ山形ザスパ草津)も、東海大学卒の先輩Jリーガー。・・・糠谷くんが同じルートを辿ってもらっても一向に構わないが(笑)、夢と目標は大きくもってこれからも頑張って欲しい。
前橋育英を県大会の準決勝で下した前橋商業は全国ベスト8まで到達した。新春ドリームマッチで現役Jリーガーに遜色ないプレーを前橋育英の主力の面々がみせていたことから考えても、今年の前橋商業は強いチームだったのだなあ、と改めて思う。

●土田も優秀選手
全国高校サッカー選手権の優秀選手35人が発表され、8強入りした前橋商から大会得点王になったDF糠谷祐真とGK土田健太が選出された。
1年生で唯一選ばれたGK土田は「びっくりしています」と思わぬ朗報に驚く。大会中は好セーブで窮地を救う場面もあり、16歳以下日本代表候補の実力を存分に発揮した。「自分の力を出し切り、チームに貢献できたからだと思う」とうれしそうに語った。

世代別日本代表候補でもある土田くんは、まだ1年生。これからも存分に成長を期待したいですね。