J2第23節セレッソ大阪戦。内容は悪くないものの、中位勢から離される痛い敗戦。

SH772007-06-27

負けちゃいました。今季悪い内容でも勝った試合(第1クール愛媛戦・第2クール水戸戦など)より良い内容で、第2クールのどの試合にもあった「攻撃の行き詰まり感」を打ち破れそうな布陣と施策だったと思いますが、この敗戦で9位との勝ち点差は5から8に開いてしまいました。こちらのほうが痛いですねえ。とりあえずJ's GOALより結果とこの日のメンバーを。
http://www.jsgoal.jp/result/20070200030320070624_detail.html

●2007 J2第23節(6月24日/敷島県陸/3,665人)
ザスパ草津 0−2 セレッソ大阪
得点 72分:苔口卓也C大阪) 78分:古橋達弥C大阪)
警告 8分:前田和哉C大阪)
交代 26分:小松塁金信泳C大阪) 55分:佐藤正美→高田保則草津)
     75分:松浦宏治桑原剛草津) 83分:秋葉忠宏山崎渡草津)
   89分:香川真司千葉貴仁C大阪

ご存知の通り0−2の敗戦で、1点目はセットプレーからのもの。2点目もあってはならないCBのミスですが、長いシーズンにはこういうミスもあるのだと織り込まなければならないと考えます。まあ無いに越したことはないのですが。なにより草津で一番安定しているCBコンビのチカと藤井がやらかしたのなら、もう仕方ないと割り切るしかないと思います。このシーン以外はDMFの秋葉と松下共々、攻撃的な布陣を後方から良く支えてくれましたし。
やっぱり問題は失点よりも無得点でしょうね。その点を改善すべく、植木さんはこの試合で手をうってきました。まあご存知のとおりノーゴールで負けてしまうのですが、攻守共に手応えはあったと思いますよ。

●2007 J2第23節vsセレッソ大阪 ザスパ草津スターティングメンバー 
GK:1本田征治
DF:6鳥居塚伸人 23藤井大輔 5チカ(C)2寺田武史  
MF:18櫻田和樹 17秋葉忠宏 30松下裕樹
FW:20松浦宏治 11氏原良二 14佐藤正美 
●サブメンバー
GK:22北一真 DF:3尾本敬
MF:15桑原剛 8山崎渡 FW:9高田保則
●キックオフフォーメーション(4−3−3・ドイスボランチ
−佐藤−氏原−松浦−:高田
−−−−櫻田−−−−:桑原・山崎
−−松下−−秋葉−−:
寺田−−−−−鳥居塚:尾本
−−チカ−−藤井−−:
−−−−本田−−−−:北

この布陣から読み取れるのは、やはり攻撃の改善です。現在の問題点として「3人目の動き」の無さ、フィニッシュを担当させたいセカンドストライカー不在が挙げられます。具体的には鳥居塚不在となっている両SHが、なかなかシュートや得点機に絡めないことと、櫻田などDMFもゴール前まで詰めるには時間が足らないことが目に付きます。またサイド攻撃を主としながらも、両SHが精度の高いクロスを送ることが出来ず、またゴール前に詰める枚数も足らないことがしばしばあります。
また全体の配球をDMFの櫻田と秋葉が担当していますが、やはり前線までの距離が遠く、草津の武器である松浦や後藤、高田(昨季はどれだけスルーパスを受けてチャンスをつくっていたか!)といった、スピード系のFWに効果的なスルーパスやフィードを送れていません。やはりDMFの位置からでは遠すぎてタイミングが合わない、というのが正解でしょうか。
これらの対処として、中盤と前線までの距離を縮めつつスルーパスがFWに送りやすい、いわゆるトップ下に櫻田を配置しました。またクロスに詰める人数を単純に増やすべく3トップを採用。これは試合前のピッチアップで、シュート練習時に松浦がクロスを上げる担当をしていたことからも窺えます。松浦がサイドを抉ってクロスを上げれば、氏原と佐藤のクロスからの得点がうまい2人に加えて櫻田もペナルティエリアに詰める形が意図されていたと考えます。また3トップの佐藤と松浦がウイング気味に配置されたことによって、SBとの連携でサイドの数的優位を作りやすくなったことも挙げられます。
また守備面では、両SBがただでさえ攻撃な2人で、かつ相手陣地のバイタルエイアでの攻防の劣勢をフォローするために(SH2人からトップ下の1人に変更しているため)SBはイキオイ上がり気味になってしまいます。これをフォローするCB2人とDMF2人の働きは特に重要になりますね。今までの櫻田の位置には松下が入りました。結果的にこの試合では2失点になってしまいましたが、この4名が完全に崩された場面はほとんどなく、前掛かりなチームの後方の大きなスペースを良く守ってくれたと思います。逆説的ですがチカと藤井、秋葉と松下の4名がいなければ組めない攻撃的な布陣だったとも云えるのではないでしょうか。導入1試合目の結果は残念でしたが、今後に目処が立つ内容だったと思います。守備は合格としても、それだけリスクを負って強化した攻撃はどうだったのか。試合の流れを追いつつ触れていきたいと思います。伊藤寿学さんのJ's GOALのレポートから。
http://www.jsgoal.jp/news/00050000/00050511.html

【J2:第23節 草津 vs C大阪 レポート】ゴールが遠い草津は4試合連続無得点で2連敗。C大阪は4試合連続無失点で4連勝。
(前略)
3試合連続ノーゴールという嫌な流れを断ち切りたい草津は、氏原を頂点として右に松浦、左に佐藤という3トップを形成。トップ下に櫻田を配置する4−2−1−3の攻撃的なシステムで、ベーシックな4−4−2を敷くC大阪に挑んだ。序盤は草津のペースだった。激しいプレスで奪ったボールを小刻みにつないでチャンスを演出。両SBの鳥居塚、寺田からのクロスでゴールへと迫る。しかし、C大阪草津のシステムを把握し始めた20分過ぎから、草津の攻撃は迫力を失っていく。「相手の守備が揃う前に攻めきるスピードが必要だった」(植木監督)。

立ち上がりは草津が櫻田の位置取りが奏功し、安定したパス回しで主導権を握りました。セレッソは雨のアウェイ、新監督のチームつくりの過程、若いながら頼もしいFW陣の不在など、いくつかの悪条件が重なったためだと思われますが、サイドチェンジや短い距離でもパスミスが多くサイドラインを割るシーンが目立ちました。3連勝中とはいえ、この試合が絶好調というわけでもなかったわけですね。
ただ草津も前方に人数を増やしてペースを握った割に決定的な場面を多く作れなかったのは、まだ導入1試合目のシステムであった部分が大きかったと思います。右のウイングに入った松浦に送られるフィードは、ゴールラインを割ることがしばしばで、松浦に収まらずクロスを上げるにも到りませんでした。また松浦は止まった状態から動きだして相手を抜くよりも、スピードにのった状態でボールに追いつき、そのまま切れ込んでいくタイプなので、もう少し精度の高いパスを送れないと松浦は活きてこないでしょうね。
左ウイングとして久々に先発した佐藤正美は、足下でボールを受けるものの、格好のシュートチャンスには慎重になりすぎ、DFに前を塞がれるとドリブルで横に逃れていって最後にはボールロストする場面が印象的でした。全体的にパスミスも多く、後方から追い抜いてサイドを駆け上がるSB寺田も見えていないのかほとんど使えず。3トップの一角に入りながら、攻めあがる味方達が前線で交通渋滞を招くフタになってしまいました。
ボールを高い位置で受けられるのですから、あまり難しく考えずに持ち味を活かしてペナルティエリアにドリブルで突撃していったほうが活路が開けたのではないかと思います。チェイシングなどは頑張っていたので、体はキレていたと思うのですが、スタメン奪取というまでのアピールにはならなかったと思います。逆にこの布陣で佐藤正美の位置に高田保則がそのまま入っていたらなあ、と思ってしまいました。
というわけで序盤は、ボールをキープ出来るものの中央では攻守ともに人数が多すぎて繋げず、サイドからのクロスも攻め上がった鳥居塚が上げるしかないような状況になってしまいます。3トップの一角にもう少し高い位置で攻撃が組み立てられる選手が必要なんでしょうね。
20分すぎからは草津の攻撃に慣れたセレッソも攻勢に転じ、縦に早いセレッソと回して押し上げる草津の攻防に推移していきました。

28分、C大阪はカウンターから苔口が自慢の快速を披露。右サイドを稲妻のように切り裂くと、チカを簡単に振り切ってクロスを上げる。得点には至らなかったが草津へ与えたインパクトは大きく、それを機に草津の両ウイングは守備に追われることになる。機能しない3トップに堪りかねた植木監督は後半から、4−4−2のシステムに変更。仕切り直しを図るがチャンスを決めきれず時間は進んでいく。

セレッソは元々攻撃力のあるチーム。押し込まれる時間帯は想定の範囲内だったと思います。草津セレッソ共に決定機を決めきれずに前半は終了。0−0で折り返します。
後半、植木監督は佐藤正美を高田保則に替え、氏原と松浦を2トップ、高田と櫻田がSHに入る4−4−2の従来の布陣に戻しますが、前半高い位置でボールに絡んでいた櫻田が下がり気味になり、高田のポストプレーが相手に狙われて攻撃を組み立てられないまま時間が過ぎていきました。

試合を決定付けるゴールはセットプレーから生まれた。72分、C大阪がゴール正面ペナルティアーク付近でFKを得る。古橋、ゼ・カルロス、香川がボールを囲むとコンビネーションプレーからゼ・カルロスが左足で強烈なシュート。GK本田が左手を伸ばしブロックするも、そのこぼれ球に苔口が反応。必死に滑り込んだチカのタックルよりも先に右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らしてみせた。草津としては、本田が好セーブを魅せただけにクリアしなければいけないボールだった。こぼれ球をきっちりと決めたC大阪に対して、草津には勝負への甘さが垣間見えた。

このセットプレーを生んだファールは、チカのハイボールの競り合いだったのですが、厳しすぎる印象でした。まあこぼれ球を苔口よりも追えないのは確かに問題でしたね。運不運もあると思いますが。

草津はその5分後、DFのミスから古橋にゴールを献上。2点のビハインドとなったチームは捨て身の攻撃を見せ、2度3度の決定機を迎えるが肝心のシュートが枠に飛ばず、スタンドからはため息の連続。そしてゴールを奪うことなく無情のホイッスルを迎えた。「点が取れないと勝ち点3は取れない。流れの中でダメならセットプレーからでも決める必要がある。セレッソはそういう所ができていた」(秋葉)。

チカと藤井のパスミスから生まれたピンチがそのまま追加点となってしまい、ゲームは事実上終了。桑原と山崎を投入し、チカを前線に投入したパワープレイも奏功せず無得点で試合を終えました。セットプレーでチカが素晴らしいヘディングを見せた場面もあり、決してノーチャンスではありませんでしたが、多くの課題も見えました。
攻撃に移ったときに、前線で動き出している松浦や高田を見ずにボランチに一旦下げてゲームを組み立てるような形に拘りすぎ、相手が守備を整えて待ち構えているところに精度の低いクロスを上げたり、中央突破をはかって潰されたりの繰り返し。攻撃の緩急が求められる試合でした。

またしてもゴールを割ることができずに2連敗となった草津だが、目指す形は見えている。次は、その形をゴールへとつなげる執念を見せて欲しい。いや、見せなければならない。「大事にやろうとしているのか攻撃に迫力が感じられない。点が入らないのは力不足に集約されるが、原因が必ずあるので追求しないといけない。もうごまかしは利かない」と佐野コーチ。草津は今、1点の重みをしっかりと受け止めなければならない。

櫻田が高い位置に陣取れることが分かり、松下と秋葉で安定したDMFが組めるのも収穫でしたね。松下が常時出場でき、精度の高いセットプレーキッカーが務められる利点もあります。
そして佐野さんの云われるとおり、やや曖昧になっている前線の動きだしとパスの送り手との呼吸、クロスに合わせた攻め上がりの人数と位置などクリアにされれば得点が近づくと思います。長いシーズンのツライ時期ですが、開幕からの攻守に対応された行き詰まりは、1年で必ず迎えなければならない時期だと思えます。ここを打破しなければシーズン後半は戦えない。まったく悪い試合内容でもないので、諦めずに戦っていって欲しいですね。弁当の呪い?も終わることだし。

ザスパ草津、市町村「サンクスデー」を実施。対象は県下の全市町村。

SH772007-06-22

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040928#1096355628に。
今季の集客増加策として、ちらほらと報道されていた「市町村デー」が実現の運びとなりました。J's GOAL6月21日付より。
http://www.jsgoal.jp/club/kusatsu/00050337.html

【市町村「サンクスデー」を実施】住民招待と情報と試合会場から発信 [ 草津 ]
ザスパ草津は、草津町前橋市さらに群馬県全域を「ホームタウン」として活動しています。また高崎市、伊勢崎市、玉村町榛東村など多くの自治体にグラウンドの貸与などで協力もいただいており、下記の通り「地域貢献」の一環として、住民招待を中心にした「サンクスデー」をスタートさせます。今後も自治体様の協力をいただきながら、県下38市町村すべてを対象に事業を継続していく所存です。
ザスパ草津の試合は、全国生中継もされ、アウェーチームのサポーターも数多く来県します。サンクスデーには本県自治体の魅力を全国に発信する狙いもあります。ぜひ報道を通じた周知をお願いいたします。
(中略)
■住民招待:
高校生以下、65歳以上の住民、中学生以下同伴の保護者1人を無料ご招待
(各市町村施設にて招待券引換券を配布し、1000人程度をご招待。
(ご招待対象外の年齢の住民に対してはM席を半額販売を実施)

すでにサガン鳥栖愛媛FCなどで実施されている「市町村デー」ですが、ホームタウンへ利益還元と新規ファン開拓を兼ねた優れたアイデアだと思います。集客策として行われる招待券配布も乱発すると、徐々に「タダ券をもらえるときに観に行けばいい」となってしまうこともあると聞いたことがあります。「市町村デー」だから招待券が配られる、というのはその辺りが明確に線引きされるのが良いですね。
そしてサンクスデーは、施設利用などで協力してもらっている市町村から行われることになりました。

■今季確定試合:
平成19年7月25日(水) サンクス伊勢崎デー (VS福岡戦)
8月16日(木) サンクス前橋デー (VS山形戦)
9月9日(日) サンクス草津デー (VS徳島戦)
9月23日(日) サンクス高崎デー (VS仙台戦)

また草津のホームタウンは「草津町前橋市を中心とした群馬県全域」で、Jリーグに加盟申請した際に、群馬県下の全市町村から承認されたそうなので(関連エントリー参照)、今後は前橋敷島には遠い地域の市町村を対象にした市町村デーが行われることになると思われます。これを機会に敷島に足繁く通ってくれるサポーターが増えることを期待したいですね。とりあえずまず勝ち試合を見てもらわないと。これからホームは全部勝つつもりで。それにしてもサンクスデーの相手は厄介なところばかりだなあ。

●参考リンク ウィキペディアサガン鳥栖ホームゲーム招待事業
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AC%E3%83%B3%E9%B3%A5%E6%A0%96#.E3.83.9B.E3.83.BC.E3.83.A0.E3.82.B2.E3.83.BC.E3.83.A0.E6.8B.9B.E5.BE.85.E4.BA.8B.E6.A5.AD
●参考リンク 愛媛FC公式:2007シーズンもやります! 「愛媛FC マッチシティ・マッチタウン」!
http://www.ehimefc.com/p/m_city_town2007.html

FC岐阜の戸塚哲也監督が解任。後任は元神戸・甲府監督の松永英機ヘッドコーチが内部昇格。

SH772007-06-21

昨日につづいて、J準加盟クラブで監督交代のニュースです。毎日新聞6月21日付より。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20070622k0000m050089000c.html

●JFL:FC岐阜が監督交代へ 後任は松永HCが就任予定
J2昇格を目指す日本フットボールリーグ(JFL)のFC岐阜は21日、第17節(23日・ガイナーレ鳥取戦)から戸塚哲也監督(46)に代わって松永英機ヘッドコーチ(44)が指揮を執ると発表した。松永コーチは今後監督に就任する予定で戸塚氏は未定。

ただただビックリです。今季JFL昇格1年目ながら、10勝3分3敗の3位につけている上位チームの監督が解任ですか。記事では解任の理由も触れられています。

今西和男ゼネラルマネジャーは「戸塚監督は(Jリーグの監督に必要な)S級ライセンスを持っておらず、最近はチームに進歩が見られない」と語った。戸塚氏は06年から監督を務めていた。
松永コーチはヴ川崎(現東京ヴ)、甲府、神戸で監督を歴任。今季、FC岐阜のコーチに就任した。

今西GMのおっしゃるとおり、戸塚監督はS級資格を保有していないため、Jに加盟すれば来季は指揮をとることはできません。加えて「最近はチームに進歩が見られない」との評。たしかにここ2戦はジェフリザーブスと佐川急便SC相手に連敗していますが、それでも現在3位ですし、4位との勝ち点差は5で、J加盟条件から外れる5位との差は8点あります。もちろん今後も3位以上でいられる保障にはなりませんが、ここで解任とは本当に思い切った手を打たれましたね。松永コーチはJ1、J2、JFLでも監督経験を積まれている方なので、まるっきりのバクチではないと思いますが、もちろん交代すれば必ずJ加盟条件が満たされると云うものでもありません。
続投・交代の双方の可能性を、今西GMが今季でのJ加盟の成功確率を少しでも上げるため、またクラブの諸状況を総合的に見て、ギリギリの判断をされたのでしょうね。とにかく、FC岐阜に関わる全ての方々のためにも、この決断と転換が吉と出ることを願って止みません。

ザスパ草津、草津町の健康増進事業に参加。

上毛新聞6月21日付の1面トップ記事です。
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/21/news01.htm

草津町が滞在プラン 宿泊増へ協議会
草津町は、温泉や自然環境を利用した滞在者向けの健康増進事業を来年度にも導入する。旅館組合、ザスパ草津、吾妻森林管理署などと連携し、健康食の提供や温泉療法の実践指導、体操や森林浴などの健康講座やサービスを開発。宿泊客らが常時、利用できるようにする。温泉地間の競争が激しさを増す中、湯治場としての草津温泉の機能と自然環境を健康志向の中高年らにアピール、常連客と滞在型の宿泊の増加につなげる。
町、草津温泉旅館組合など主要団体、ザスパ草津を運営する草津温泉フットボールクラブ草津森林療法協議会、温泉療法などの研究に取り組む温泉観光士協会など十二団体が二十日までに協議会を発足。講座の開発や普及の準備に着手した。
計画しているサービス・講座は、栄養士がカロリー計算した食事の提供、草津伝統の「時間湯」を活用した温泉療法の実践指導、ザスパ草津と連携したストレッチ体操、温泉街を取り巻くコースを利用した森林浴ウオーキング、健康食についての講義など。
宿泊先などにメニューを用意し、希望のサービスを年間を通して利用できるようにする。すでに十一の旅館、ホテルが参加を表明している。
中沢敬町長は「健康は二十一世紀の温泉観光地には、はずせないキーワード。従来型の観光に加え、健康の要素をまちづくりに取り入れていきたい」と、事業の意義を説明する。
(後略)

広報活動にも一役かえるのではないでしょうか。現在Jリーグ全体で介護事業に協力しており、今回の草津町の健康増進事業への協力もその一環であると思えます。詳しくは讀賣新聞5月15日付より。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20070515ik09.htm

●利用低迷の介護予防、厚生労働省がJリーグと連携 J選手がアシスト、体操や筋トレ指導
「介護予防」を普及させるため、厚生労働省は15日、サッカーのJリーグと連携する方針を決めた。
全31チームを対象に今年度、計約4700万円の補助金を交付する。高齢者が要介護状態になることを防ぎ、給付費抑制を狙う介護予防は、昨春施行された改正介護保険法の目玉事業だが、人気は今一つ。地域に密着したスポーツイベントを開催し、健康増進や体力向上のノウハウがあるJリーグの力を借りることにした。
厚労省などによると、J1のジェフ千葉鹿島アントラーズ、J2の東京ヴェルディ1969などが具体的な予防のメニューづくりを進めており、早ければ今夏にも事業を始める。
競技場や練習場の空き時間を利用した健康体操や筋力トレーニング、ウオーキング教室の開催、介護予防の啓発イベントなどが中心となる。選手やトレーナーが直接、指導に当たるチームもあるという。また、群馬県草津温泉が本拠地のJ2・ザスパ草津では、効果的な湯治方法の指導や、入浴の合間のストレッチ運動などを検討している。
(後略)

現在トップチームは前橋市で活動していますが、草津町ザスパの原点にして誕生の地。地域密着のため、草津町の事業への協力姿勢は進めていってほしいですね。

鬼武Jリーグチェアマン、来季J2リーグ戦の3回戦制の検討を示唆。

JFLもあと一節でシーズン折り返し。準加盟クラブが上位を争う現在、来季のJ2リーグ戦の開催方式が話題となってきました。スポニチ6月20日付より。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/06/20/09.html

●来季J2は15チーム3回戦制?
Jリーグの鬼武チェアマンは、来季のJ2リーグについて3回戦制を検討していることを明らかにした。現在は13チームだが、今季の結果次第で新たにJFLから2チームが昇格する可能性があり、4回戦制のままだと1チームあたり8試合増えることになる。「3回戦で進めようという案もあるが、各クラブの意見を聞くのが先。8月の実行委員会で討議したい」と語った。

今季のJ2は、13チームの総当り4回戦、全52節48試合で運営されています。来季のJ加盟が1クラブならば、そのまま現状に組み込んで(休みの節に新加盟クラブと対戦する形)全52節52試合で運営できますが、さらに加盟してくると現状の4回戦では過密日程が超過密日程になってしまい、疲労からプレークオリティの低下や平日開催の増加で開催収益の低下などが懸念されます。また2回戦制に移行するとホームゲーム数が20数試合から10数試合にまで一気に減少し、クラブ経営へのダメージが発生してしまいます。
この予想される将来に関して、Jリーグは「Jリーグ将来構想委員会」を設置し、委員会は『J2リーグの将来像』という報告書をまとめたのはご存知の通り。この報告書ではJ2加盟が15チーム以上になった場合は、ホーム&アウェイの公平性を欠くことになっても、3回戦制を導入して経営にダメージを与えない主催試合数を確保すべし、という考え方が提示されています。
J加盟を目指すクラブが実際に戦うJFL、昨季はロッソ熊本がJ準加盟クラブとして承認されたものの成績条件が満たせず、今季2007年は、栃木SCガイナーレ鳥取と、財政状況の改善を条件にFC岐阜の3クラブが準加盟クラブとして承認され、またJ加盟成績条件が「原則2位以内」から「4位以上」に変更されました。そして前節までで熊本が2位、岐阜が3位、栃木が7位、鳥取が12位となっており、上記記事につながっています。
記事では単純に「2チーム増への対応」と伝えていますが、正確には「複数チームの加盟と15チーム以上でリーグ戦が現実化してきた状況への対応」だろうと思われます。成績条件は4位以上ですから、準加盟クラブが2つならず3つ、4つとも条件達成の可能性もまだまだありますからね。
ただ記事で「15チーム」としているのは、たとえ3回戦制であっても日程の不公平を少しでも減らしたい考えもあるのだろうと思えます。以下にまとめてみました。

●現在のJ2リーグ
13チーム4回戦:全48試合(ホーム24/アウェイ24)
●来季1チームがJ加盟
14チーム4回戦:全52試合(ホーム26/アウェイ26)
*現状のまま拡大できる。主催試合が2増。
●来季2チームがJ加盟
15チーム4回戦:全56試合(ホーム28/アウェイ28)
15チーム3回戦:全42試合(ホーム21/アウェイ21)
*4回戦は日程が厳しい。3回戦は主催試合が3減。
●来季3チームがJ加盟
16チーム3回戦:全45試合(ホーム22.5/アウェイ22.5)
16チーム2回戦:全30試合(ホーム15/アウェイ15)
*3回戦はホーム戦が23と22のクラブが発生。2回戦だと主催が9減。

準加盟クラブの都合を一切考えなければ、来季は2クラブ増で15チーム3回戦ないし4回戦で行いたいところでしょう。3クラブ増の16チームですと3回戦も2回戦も困難が大きいですからね。ただでさえ3回戦ではホーム&アウェイの試合数が同じになりませんし、16チーム3回戦制はある対戦相手だけではなくシーズン全体でホーム&アウェイの試合数すら違ってしまいますしね。
マッチメイクや興行面での調整も困難が予想されます。来季のJ1、J2、JFLの編成は未定なので、今季の編成から考えると、「仙台×山形」や「福岡×鳥栖」といった「ダービー」はどちらが2回ホーム戦を行うのかといった成績面で譲れない試合もあります。もちろん優勝(昇格)の有力候補同士の対決では、どちらのホームが多いのかはかなり重要な案件ですよね。興行面でも、知名度が高くかつアウェイサポが大挙してきてくれるクラブとの対戦を、ホームで増やしたいのはどこのクラブも一緒でしょう。一筋縄ではいかないと思われます。
ただJ準加盟制度を従来よりも明文化して「目指せJ」各クラブに示したのですから、加盟条件達成クラブは3だろうと4だろうと受け入れて、全体でベターな方向を探すべきだと考えます。そして、まだ半分以上残っている今季のJFLが、来季のJ2全体と、J1昇格レースにすら大きな影響を与えることになりそうですね。「まあウチは来年、J1だから」というクラブのサポさんはノープロブレム?

●参考リンク:「Jリーグの将来像」PDF形式ですので、開く際にはご注意を。
http://www.j-league.or.jp/pdf/futureofj2_060321.pdf

JFL栃木SCの高橋高監督が辞任。後任は元京都、山形監督の柱谷幸一氏が内定。

SH772007-06-20

下野新聞6月20日付より。地元テレビでは昨日に発表された大きなニュースです。
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&d=20070620&n=8

栃木SC監督に柱谷氏内定
2008年のJリーグ参入を目指す栃木SCの次期監督に、昨シーズンまでJ1京都(現J2京都)で監督を務めていた柱谷幸一氏(46)の就任が、19日までに内定した。柱谷氏はJFL後期初戦となる7月1日のFC琉球戦から指揮を執る。
高橋高監督(43)は成績不振を理由に、十九日付で辞表を提出。受理され、退団する。このため、京都市で二十三日行われる前期最終戦佐川印刷戦は浅野博孝ヘッドコーチが高橋監督に代わって監督代行を務める。
前期第16節終了時で栃木SCは6勝6分け4敗。J2昇格条件は4位以内だが、現在は7位と低迷している。

Jリーグ準加盟クラブと承認され、多くのプロ選手を加えて今季に臨んだ栃木SCですが、現在4位と勝ち点差4の7位とやや出遅れています。単純に「低迷」と酷評されるのは厳しいと思いますけどね。
開幕から7試合は主に昨季下位陣との対戦で、これを5勝2分と順調に進みましたが、ホームFC岐阜戦で今季初黒星(0−1)を喫すると、その後の昨季上位陣との連戦で1勝4分3敗。敗戦もホームでのロッソ熊本戦の0−2以外は全て1点差の惜敗ばかりでしたが、J加盟条件「4位以内」の達成のために、早めに大きな転換を図ることになったようです。
昨季の天皇杯では、まずJ2東京ヴェルディに勝利し、その後にJ1清水エスパルスに敗れたものの、その真っ向勝負の撃ちあいは大変面白く県内のJを目指す機運を大いに盛り上げたと思います。JFLでの戦績とこの大会の戦いぶりからも早々に退場する監督ではないと思えるだけに残念ですね。草津JFL時代に足利で散々な目にあってますし。
しかし今季はJ加盟を目指して多くのプロ契約選手がチームに加入し、単純にタレントは向上したと思いますが、その新戦力と旧来のメンバーとを融合させた新チームを構築しつつ成績も残していかねばならない難しい作業に直面していたようです。また高橋監督は現場の指揮と教職を兼任されており、そこでのご苦労もあったようです。詳しくは下野新聞の3月25日付と6月13日付より。
http://www.shimotsuke.co.jp/media/sports/t_sc/news/2007/0325.html
http://www.shimotsuke.co.jp/media/sports/t_sc/news/2007/0613-1.html

●目指せJ 栃木SC/高橋監督、県体協派遣に
県教委は24日、小中学校の教職員定期異動に伴い、栃木SC監督を務める高橋高・宇都宮市鬼怒中教諭(43)を4月1日付で県体育協会派遣(県教委スポーツ振興課指導主事)とする人事を発表した。高橋監督はこれまで教員としての仕事の傍ら、栃木SC監督を務めてきた。アウエーゲームでは、翌日の勤務のために、チームとは別行動で深夜、単身で帰県するなど、きついスケジュールを強いられていた。
同協会派遣に伴い「当然、協会の仕事はしてもらうが、今までよりは自由に動けるようになるだろう」(県教委)としている。(後略)
●Jへの挑戦/栃木SC/不振脱却へ昼間練習開始
J2入りを目指す栃木SCの昼間練習が12日、鹿沼市鹿沼自然の森人工芝サッカー場で始まった。
仕事を持つアマチュア選手が大半を占めるため、これまでの練習は夜間に行われていた。しかし、ここ6試合リーグ戦で勝ち星がないなど不振が続き、フロントの方針でよりコンディションのいい昼間練習を取り入れた。全選手が参加できないため、当面は昼間と夜間の2部制で行うという。
(中略)
10日の三菱水島FC戦でJFL初参戦したFWの上野優作は「夜間だと時間が来ると照明が消えてしまい、居残り練習もできなかった。今日はおのおのがシュートやFKの練習をするなど、今までできなかったこともできた。これがいい方向に向かえば」。
また主将の北出勉は「全員でできればいいのだが、チームの事情で仕方がない。練習に出たくても出られない選手もいる。そうした選手の分まで気持ちを込めてこれからも臨みたい」と話した。

チーム環境も個人的な環境も徐々に改善に向かっていたようですが、内部でしか判らないご苦労も多かったと思います。元々S級資格を保有されていない高橋監督は、栃木SCのJ加盟が達成されれば、指揮を自動的に後任に託されることも判っていただけに、長らく監督を務められた高橋監督の手でJ加盟まで進めていただきたいと周囲も思われていたでしょうし、なによりご自身が一番無念の決断であったろうと思われます。ともあれ長らくの多忙な指揮監督、お疲れ様でした。

(中略)
柱谷氏は二〇〇一年、J2山形の監督に就任。その年、チームを3位まで引き上げ、選手育成や大胆な戦術が評価された。〇四年からは京都の指揮を執り、〇五年にはJ2で優勝、チームのJ1復帰に貢献した。
栃木SCとの契約は七月一日からだが、今月二十四日に就任会見を行う方向で、現在フロントと調整を進めている。

まだまだ悲観するような順位ではありませんし、今季補強された戦力も他にひけをとりません。柱谷氏はチーム再建の手腕も実証されている方です。この時期の監督交代は荒療治だと思いますが、今季でのJ加盟への強い姿勢を見せて覚悟ままに良い方向に進んで欲しいですね。

ザスパ草津から4選手が北信越リーグ2部所属の大原学園にレンタル移籍。MF金生谷仁が1ゴール、DF小林亮太が1アシスト。

SH772007-06-19

いささか旧聞に属しますが、今季ザスパ草津に加入した高卒4選手が、試合経験を積むために地域リーグ北信越2部の大原学園にレンタル移籍しています。まずこのニュースをJ's GOALの5月29日付より。
http://www.jsgoal.jp/club/kusatsu/00049275.html

大原学園JaSPRAサッカークラブへ期限付き移籍のお知らせ [ 草津 ]
この度、幣クラブ所属の下記4選手が大原学園JaSRA(ジャスラ)サッカークラブ(北信越フットボールリーグ 2部)へ期限付き移籍することが決まりましたのでお知らせいたします。
尚、移籍期限は2007年5月26日〜2007年7月22日までとなります。
■移籍選手
●MF25 佐藤大基(さとう だいき)

【佐藤選手のコメント】
北信越リーグで試合経験を積み、ザスパに戻って来た時には、一回りも二回りも成長した姿をサポーターに披露したいと思います」
●DF26 小林亮太(こばやし りょうた)
【小林選手のコメント】
大原学園で試合に出場し、チームの勝利に貢献出来る様に頑張ってきます。また、良い経験が出来るようにベストを尽くしたいと思います」
●MF28 金生谷 仁(かなおや じん)
【金生谷選手のコメント】
北信越リーグでの試合を大事にして、ザスパに戻った際に良いパフォーマンスが発揮出来るように努力していきたいです。そのために、まずは大原学園の一員としてチームに貢献出来る様に頑張ります」
●FW29 岩田 正太(いわた しょうた)
【岩田選手のコメント】
大原学園期限付移籍することになりました。試合経験を積んで、自分の特長であるシュートに更に磨きをかけたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

たしか大原学園とは普段から練習試合を行っています。その辺りからレンタル話が進んだのかもしれませんね。群馬県草津町から大原学園の所在地、長野県上田市は山越えですが近いといえますし。現在のザスパ草津トップチームでは前線からGKまで熱いベテラン勢が気をはいて活躍しているため、なかなか出場機会が得られないのも本当です。試合経験を積むために北信越リーグで修行させてもらうのもありがたいですね。北信越リーグは7月22日で全日程を終了しますので短期武者修行と云えるでしょうか。そして出場登録の関係で、出場可能なのは6月3日開催の後期第2節から。
北信越リーグの公式サイトを読むと、*1この後期第2節の丸岡フェニックス戦では4人が揃ってデビューし、DF小林が1アシスト、MF佐藤がシュート5本、MF金生谷とMF岩田がそれぞれ3本づつシュートを放つ攻勢で2−1で勝利したそうです。みんなの打った11本はどこへ?
そして後期第3節は、リーグ首位を走る「福井から目指せJ」の恐竜軍団サウルコス福井と対戦。恐竜軍団と称するくらいなのでT-REXのような攻撃的なFWや、トリケラトプスのような硬いCB、ヴェラキラプトルのような素早いMFがいると思われます。*2この試合は試合前に食べられてしまったのか佐藤を除く3選手が出場、金生谷が1ゴールしたものの、試合は4−2で敗戦となってしまいました。*3試合の模様は「今一番面白い公式サイトの観戦記」として有名な、サウルコス福井公式のスゴルーザパパさんの観戦記から。
http://www.saurcos-fukui.jp/
http://www.saurcos-fukui.jp/schedule/07_0617.html

北信越フットボールリーグ2部 第10節
いよいよ今日は、天下分け目の虎の穴シリーズ の再現だ。(わからない人はHFL第3戦観戦記をお読み下さい)信州菅平から高原野菜をたらふく食って、越前三里浜のタイを釣り上げに大原の若武者達がやってきた。
「サウルコス」も坂井平野のたわわに実ったナシやスイカを腹一杯食べて応戦だ。さあー来い、簿記なら負けるけど、サッカーでは負けないぞっ!(中略)

*個人ブログのようですが、公式です。

(前略)
今は非力なNPOですが、心意気は北信越1番のつもりです。手作りのおらがチームを選手達とNPO、そして県民のみなさん、全国にいるサポーターとともに泥臭く作っていくしかありません。何たって、メインスポンサーなんて全くないんですから・・(こらっ、いばるんじゃないっ!全理事)
しかし、一生懸命やっていると仲間が増えてきたじゃないですか。特にマスコミ界が、こんなにも後押ししてくれているのは全国的にも珍しいことだと思います。感謝!! ホントに後で放映料払ってくれって言われたらどうしょうかって、マジで心配しているんですから!(後略)

*内情を書きすぎですが、公式です。

さあ、いよいよゲーム開始だ。(そこのボクッ、トイレなんか行ってるヒマないよっ!言っただろ、サッカーはよそ見してると点が入っちゃうぞって!)
ほら、入った!、開始2分に細川クンのコーナーキックからイノ島クンがシュート!イノ一番とはこのことか(^o^)丿
9分、またしてもイノシマ君が相手DFを右に交わして得意の右足シュート! 元ザスパの20番小林クンが頭を抱えている。前半2点を獲ったのは大きい。何たってDFを補強した大原の守りを打ち破ったのだから。(後略)

またたくまに2失点、しかも小林にも責任があるらしい失点のようですね。草津に帰ってくれば、相手はパウリーニョとかロペス、さらにフッキやディエゴとか、ある意味本物の「恐竜」だぞ。ガンバレ小林くん。

後半16分、またもホソカワ君からのコーナーキックを、絶好調ナカムラ・シンヤが三里浜のスイカ割りかと思わせるほど、キビシイ頭突きを喰らわした。
イヤ、ヘデェングで3点目ゲット! 大原は確かに補強はしたのだろうが、チームとしては、まだ練りあがっていないようだ。
(中略)
そして、出来上がったばかりのアルミ製の虎のオリ、いやベンチで満を持していたクロダ君が交代出場するやいなや、鮮やかな走り勝ちで4点目ゲット!
今日の負けはないな、静かにサポーターのいるバックスタンドに向かったボクでした。
しかし、そんな甘い態度をテクノの神様は許してくれなかった!またしても、後半39分正面から、意地の2点目を大原の新加入28番金生谷(かなおや)クンに決められた。

金生谷くんはなかなか頑張って、結果を出してきている模様。金生谷と岩田の2人はこの日も揃ってシュート3本づつ。4選手が出場できる北信越2部の残り試合は4つ。個人だけでなくチームとしても連携を高めてリーグ最終戦まで頑張って欲しいですね。

また、試合後の参院選の広報に「サウルコス福井」が福井県から選ばれてテレビ収録があり、2重の喜びが今日はありました。選手たちも本当に心から楽しそうだ。県民のみなさんにもっともっと、このサワヤカな若者たちを知ってほしい!NPO全員が思うことです!
今季最後のホームゲームで勝利を挙げることができ、サポーター、県民のみなさん、本当にありがとうございました。これから4連戦のアウェーでの厳しい戦いが待っています。気を緩めることなく我が恐竜軍団は戦い抜いて来ます。
(中略)
さあーっ、それでは、スゴルーザN野ママ、T看護士嬢、うぐいすM嬢、セレブK島さん、メタボリックIクン、春工サッカー部員、三国JC少年団、
みなさんご一緒に!ギャオーッ!ギャオーッ!恐竜軍団「サウルコス」!!

*テンションがものすごく高いですが、公式です。
アウェイで大コケでもしない限りサウルコス福井は来季1部に昇格し、近い将来にはJリーグチームとして我らが敷島に現れるでしょう。またそうなるといいですね。その時に「恐竜軍団」のチームと熱い応援がどうなっているのか楽しみです。なんかその前に、今年の天皇杯で恐竜軍団と当たりそうな予感もしますが。

●参考リンク サッカー北信越リーグ公式
http://www.hfl.jp/
●参考リンク 「福井から目指せJ」サウルコス福井公式
http://www.saurcos-fukui.jp/

*1:http://output.simseed.net/hfl/jsp/koushiki_kiroku.jsp?gameid=204

*2:本当は、福井県から貴重な恐竜化石が多数発見されているところにちなんでの命名

*3:http://output.simseed.net/hfl/jsp/koushiki_kiroku.jsp?gameid=206